カテゴリ:子供たち
9月から、いわゆる「アメリカの学校」に上の子供が入ってはや半年。
その勉強をしているレベルは日本と変わらないとおもうのですが、 内容の現実的ぶりにびっくりです。 まず、最初に教わるのは、勉強でもなんでもない・・・ Pledge of Allegiance なんて日本語でいうんだろう・・・・アメリカ国旗へ言葉? 9月のある日、はなが突然 「あいぷれっじおぶおーりーじゃんとぅーざーふらっぐおぶざ ゆないてすてつおぶあめーえりかー」 と言い出したとき、ジャパニーズなワタクシはさっぱりわからず 「すごいねー、何か習ってきたねー」といっていました。 と、帰宅したジェイさんがコレを聞き、泣きましたね、感動で。 軍人+アメリカ合衆国を愛するオトコ=ジェイさん、ですからねー。 さて、実際の勉強では、自分の名前を書いたり読んだりできるように、 それは自分の図画工作や引き出しがどこかわかるように、です。 またキンダーに入る前までに31まで数えられるように・・・・ といいますが、それは「ワンツースリー」じゃなくて 「ファーストセカンドサード」で数えるのですが、理由は カレンダーを読めるように。 だから、30じゃなくて31なんです。 プリスクールでも、毎日、日付、曜日をやり、それをわかってること前提で始まります。 カレンダーを読めるように、の理由は、やはり 「誰が何曜日にどの係りか?」 「誰が何曜日に発表するか?」 「毎週何曜日には、学校全体の生徒集会がある」 など、子供が自分でわかるように、だと思います。 キンダーとはいえ、そういうことはやっぱり日本の一年生と同じで、 またDindinさんの言葉を貸していただくと「仮一年生」ですね。 前から何度も書いていますが、 プリスクールの訳が「幼稚園」であって、 キンダーの訳はやっぱり「仮一年生」ですね、もう幼稚園とはいえないです。 また、昔、大学院を出ている幼児教育の先生が 「キンダーに子供を入れてもいいかまだ早いかよく悩むお母さんがいますが、 大事なのは、ちゃんと座って先生の話を聞けるか?です。」 とおっしゃっていて、はなは結構座れていましたが、 私は、上の子供の幼さ、勉強面などが心配でした。 実際、体もクラスで一番小さいし、言葉も遅めのはな、ダイジョウブかなー? っておもっていたのですが、なんと今年の1月にはいってすぐ、はなが、 「今月の生徒」のうちの3人に選ばれました。 あ、といってもね、キンダーは全部で一クラス33人もいるのですが。 9月から開始して毎月3-4人選ばれる・・・・ つまり、キンダーが終わるときには、全員選ばれていることになります。 9月の最初に選ばれた生徒は、明らかに「クラスで一番優秀な生徒」でしたし、 10月もそうでしたが、1月になり、まだクラスの半分も選ばれていないのに、 なぜはなが???? クリスマスに先生にあげた贈り物がよかったから??? クリスマスプレゼントが結果的に賄賂??? などとおもっていましたが、先生がいうには、 「はなはクラスでの態度がよい。私の話をちゃんと座って聞ける。 大事なときに静かにしていられる。ふざけたり、いたずらをしない。 勉強面でも、9月からの進歩がたくさん見られる」という理由から選ばれたそうです。 はなは、10月生まれなので、 一年待って今年の9月にキンダーに入る選択肢もありましたし、 実際、一年待ったアメリカ人のお母さんたちには 「ええ?はなちゃん早すぎたんじゃない?私は待ってるし、そっちのほうがよかったわよ」 などといわれ、最初は気にしていた私です。 (←アメリカ人は『自分の答えが絶対正解』とおもってるから、 親切心で、なのか、こういうことを平気で言っちゃうからびっくりです。) でも、こういう一年待った子供たちと同じバレエクラスにいっているはなですが、 やっぱりね、はな、落ち着きぶりがすごいんです。 普段はまったく落ち着きがないはなですが、バレエの先生が 「ココに座りなさい」 「今はふざけない時間」 「私の話を聞いて」 というときに、ちゃんと聞いて静かにしていられる。 でも、「一年待たせた私は正解」と威張っているお母さんの子供は落ち着きがない。 ま、その点では「待たせて正解」ともいえますが ちなみに日本人のお母さんがいる子供たちは、みんな待たずにキンダーに入ってますが、 みんな、そういう「しつけ」面ではばっちりで、すばらしいです。 それにはなのクラスにも、はなと同じく9,10、11月生まれの子も多いです。 みんな問題なくやってますよ。 ただ、アメリカ人にはよく「待たせないなんて信じられない」とも言われるので、 はなが今回「今月の生徒」に選ばれたとき、とってもほっとしました。 ちなみに、今月の生徒に選ばれたとき、講堂に親もいって、 その表彰式を見ることができましたが、びっくりしました。 まず、各クラスごとに講堂に入り、アグラで座るんですが、結構この表彰式は長い。 その間、まず、色々旗の歌、旗への言葉などが続き 学校の歌、色々な歌を歌って盛り上げますが、校長先生の挨拶のときは静かにするわけです。 当然、キンダー生でもふざけて騒いで、 もれなく講堂の端に連れて行かれるオトコの子も多いのですが、 はなは、じっと座り、名まえがよばえたらなんと前に出て行き、表彰状をもらい、 舞台の上で言われたとおりの表情状をもち、他の子供が全部呼ばれるまで ジーット座っている・・・・・すげーーーーー!!! うちの子供だけじゃなくて、みんなすごい! みんなまだ5-6歳だよーーー。他の学年はもちろんちゃんとやってますが、 キンダー生にコレをさせるのはすごいなーと思いました。 勉強面では、ひたすら復習の日々ですが、 うちはジェイさんが子供の勉強を見られないので、 はなを一年プリスクールに入れて、私がどんどんキンダーの勉強を予習させるよりも、 キンダーに入れて色々新しいことを勉強しているはなの復習を一緒にしてあげる、 という方法が意外によかったです。 そりゃ他の子よりも、先に勉強ができればそれに越したことはないとはいえ、 勉強を教えてくれるのは先生のお仕事なので、復習をしてついていけば、 それほど足手まといになることもなく、何とかやっています。 カリフォルニアは確か2年生になると、 学力テストがあり、そこで、成績が優秀?だと、 他の子よりも特別なクラスが受けられたりと、その後ずーーーっと特典が与えられるので、 お母さんたちは、キンダーで一年待たせて、一気に予習するなど必死なんだと思います。 うちは1年生が終わったら横須賀に行くことを希望しているので、 このまま、クラスの真ん中くらいでいてくれれば、いいかなーとおもっています。 まあ、これでカリフォルニア居残り決定!となった場合、こんなのんきにはしておられず、 必死で勉強を教えないといけないわけなんですけどね・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月05日 06時25分15秒
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