カテゴリ:子供たち
我が家の下の娘ひなは、出産予定日は8月中旬でした。
しかし、私が妊娠中、夫の移動などがあり、飛行機に乗ったり、引越しをしたり、 色々無茶をしたせいなのか、2003年の6月、 34週くらいで一度、スゴイ吐き気に襲われて、 一度、病院に行きましたが、何とか大丈夫で、そのまま妊娠続行しました。 そして35週の定期健診にいった時、 先生「あのね、明日にでも超音波受けて。ちょっと心配なことがあるから」 (アメリカでは、産婦人科の定期健診では毎回超音波をしません。 特別なことがないと妊娠全期間でも数回だと思います。) それなのに、ずっと日本で検診を受けてたくわっさんは、 「超音波をうけてください」っていうのがどういうことなのか、 そのときはその深刻さなど、全く知らず、ただただ、 くわっさん「やったー、アメリカって全然超音波やってくれないからラッキー」 と、超音波を受けに入ったんです。 が、超音波をやった技師の人が、 技師さん「???あら???あら???あら??」と何度も何度もやり直し、 首をかしげてる。ちなみに技師さんは夫と同じく下っ端の若い女性の軍人さん。 すると、彼女は、今度は大卒の看護師さん(オフィサー)を呼んできた。 (お医者さんと同じレベルのことをある程度できる資格がある看護師さんです) 大卒の看護師さん「???あら????ちょ、ちょっと待ってくださいね」 と、ばたばたと部屋を出て行った看護師さん。 このとき、私はジェイさんと上の子はなを、外に待たせていたので くわっさん「もー、早くしてよ、家に帰りたいんだから」と思っていました。 すると、今度は専門医のしかもすごーーーーーく上の方の先生(キャプテン)がやってきた。 先生「落ち着いて聞いてくださいね。」 くわっさん「え??」 先生「落ち着いてね、このままじゃ、赤ちゃんが危ないから今から赤ちゃんを出します」 くわっさん「は???」 先生「(英語がわからないのね、といった表情で)今からにゅ う い ん で す」 くわっさん「ええええええ???」 先生「あ か ちゃ ん だ し ま す」 そして、外にいたジェイさんが呼ばれる「えええええ??」(←夫婦そろって同じ反応) 結局その後、先生はとにかく、緊急なので、他の先生と、 どのような手順で促進剤を打ったりするか話し合うためにいなくなってしまい、 大卒の看護師さんが、ゆっくり説明してくださったことは 看護師さん「本来、赤ちゃんがいる子宮の中には羊水がありまして、 赤ちゃんがこのくらい大きくなると、何個かポケットと呼ばれる部分(すきま)に 羊水があるかどうか超音波で確認するんです。でね、あなたの場合・・・・ 羊水がもう全然ないんですよ。」 くわっさん「え?でも破水してないし」 看護師さん「はい、わかります。われわれもどうして羊水がないかは、 もれてしまったとしかいえないのですが、とにかく赤ちゃんが無事かどうかは、 出産してみないとわかりません」 くわっさん「あの、それは赤ちゃんに障害とか・・・・」 看護師さん「それもね、赤ちゃんをまず出してみないとわかりません。」 くわっさん「・・・・・・」 (ちょっと今思い出しても泣けちゃうんですけどね、突然そんなこといわれてビックリ) 先生とその後話したことでわかったんですが、たぶん34週で吐き気がしたときに ちょっとずつ、羊水がちょろちょろもれていたのかもしれないとのこと。 でも、そういう場合、普通は気づかないから、もしも35週の定期健診で、 先生が気づかなかったら、羊水が本当に完全にからっぽになって大変だったとのこと。 しかも、今回も技師さんだと普段見落とすかもしれないところだったけど、 彼女はしっかり確認したのもよかったみたいです。 気づかなくて羊水がなくなったら、 赤ちゃんがおなかの中で亡くなっちゃって、初めて気づく、 という悲しい結果になることが多いから、あなたは偶然定期健診の予約があって、 しかもお医者さんがギリギリのところで、見つけてくれて本当にラッキーだったわよ、 とのことでした。 ちょっと長くなりましたが、せっかくなので、 次回は促進剤での出産のことを続きで書きたいと思います。 最近では4歳になってね、色々悪さをするひなを怒ったりする私ですが、 この出産のときのことを改めて書き記すことで、 本当に元気でいてくれることだけでも、本当に幸せなことなんだと、 感謝していきたいなーーーと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月30日 13時54分08秒
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