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はなひな~アメリカの子育て日記~

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2007年07月01日
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カテゴリ:子供たち
結局、何の準備もしてないまま、入院することになったくわっさん。

「マミーマミー」と泣き叫ぶ上の子はなをジェイさんが連れて帰宅。

それでもまだ、私はイマイチ状況がわからず、はなのことが一番心配でした。





ちなみに、その後はなは、数日ジェイさんと二人っきりで過ごすこととなり、

1歳10ヶ月ながら、毎日ハンバーガーを食べて過ごしたのでした。





さてその後、促進の点滴をされ、あとペニシリン(?)をされ、とにかくそれが痛くて。

夜は一人ぼっちだし、夜は寂しかったです。

でもそれでものんきに


くわっさん「赤ちゃんー、明日会えるね」なんておなかに話しかけていた私でした。





夜中、めちゃくちゃイタイ陣痛がやってきました。

上の子の時は、破水しても子宮が開かなかったので、

風船を入れる促進剤を使って、陣痛を促進し、私ははなを普通に出産しました。





今回は何か違うイタさ、異様な痛み。すると麻酔医さんがやってきて


麻酔医「打つ??背中の麻酔?」


くわっさん「いえ、私、上の子も自然に産んでますので結構です」


麻酔医「本気?まあいいや、後でボクに会いたくなったらいつでも呼んで。

きっとボクにまた会いたくなるからね・・・・」と不敵なせりふを残して去っていきました。





そして、その言葉通り、点滴の陣痛促進剤による陣痛は異様に痛くて痛くて、

結局私は麻酔医を呼んで、打ってもらうわけですが、麻酔を打って欲しいときに限って、

麻酔医さんは、他の患者にかかりっきりで忙しく、私は子宮が最大に開くまで、

結局一人で痛みに耐えました。





そして、その陣痛の痛みが不自然すぎて、私は悲しかった。

それは、イタイからではなくて、ああ、もっと私のおなかにいたかったひなを、

強引に外に出してるんだなっていう、そういう痛みな気がして、悲しかったです。

きっと赤ちゃんも押し出されてる感じなんだなーって。





そして朝、麻酔も打ってやや痛みが取れた頃に、夫とはながやってきました。

はなが抱っこしてーとか、マミーとか言ってるときに、本気の陣痛が来て、出産に。

他の病院は知りませんが、軍の病院は病室でそのまま出産です。





ジェイさんもはなも私服のまま、病室から出るタイミングを失い。

日本で言うところの白衣とか帽子とかなしで、普通に病室にいました。





赤ちゃんが小さかったので、生むこと自体は楽すぎるほどでした。

が、赤ちゃんの頭が見えたときに先生が、心配なので心拍数を見るために、

何か赤ちゃんの頭につけたりしていたのが、不安を誘いました。





でも、私は、とにかくやっと生まれたーーー赤ハートとうれしく、

ふと見ると、「ほえほえほえ」と力ないながらも、産まれたうちの子供が、いました。

そしてなにやら金髪だったびっくり・・・・。



(今でも後ろから見るとアメリカ人の子供に見えるほどひなの毛は薄い色です。

顔は純和風なのに・・・わはは)




金髪ぅぅ??どんなお顔かな??赤ちゃんお母さんですよぉぉぉ、初めての対面だわ・・・

さて、抱っこさせてもらおうと思って待っていたら・・・・。





バタバタバタとみなが走り回っている。みんなの顔色も青い。。。。

変わるがらる色々な人が病室に入ってきたりでたりまたはいってきたり。



看護師さん「はい、こちらはOKです」

ドクター「早くもってこい」

看護師さん「はい、測りました」

ドクター「00の数値はどうだ?」

看護師さん「いえ、あまりよくないです」

ドクター「あっちの用意はまだなのか?早くしないと・・・」

看護師さん「すいません」



別の看護師さんが病室へ


看護師さん「はい、用意できました」

ドクター「行くぞ」





くわっさん「・・・・・・・・」





ドクター「じゃ、集中治療室に連れて行きます」







・・・・・・・え?わが子は??????あれ?感動の対面は??





その後、なぜか外にジェイさんだけ呼ばれ、ジェイさんが20分ぐらい戻ってきませんでした。






え????





しばらくして、ジェイさんが戻ってきて、何事もなかったように振舞ってくれました。

でも顔色の悪いジェイさん。

私も怖くて聞けなかったし、ジェイさんも何もいわなかった。

だから、必死に夫婦二人ともはなに笑顔でしゃべっていた。




3時間後、またジェイさんが呼ばれた、そして戻ってきたジェイさん、車椅子を持ってきて、

ジェイさん「看護師さんが赤ちゃんに会いに行くときはくわっさんはコレに乗ってって」






そう、実は最初にジェイさんが呼ばれたとき、お医者様が


ドクター「奥さんには、まだ出産後なので言わないでください。

最善を尽くしますが、とりあえず病室で奥さんと待っていてください」

とおっしゃっていたのだそうです。





でも、やっと呼んでもらえた・・・

心も落ち着いたくわっさん、ついに赤ちゃんと対面できることになりました。





そして、いったところは、入るときには、まずインターフォンで名まえを言って、

許可してもらったら入れる、そして、入るときは、腕はひじまで消毒して、ガウンを着て入る




そう・・・新生児集中治療室でした。





そこに、私のかわいい赤ちゃんは、管だらけになって保育器の中で寝ていたのでした・・・。

そして、初めての赤ちゃんとの対面・・・・。




小さい、小さいけどかわいいでも、ごめんねえ・・・・と思っていると

出産のときとは別のドクターが。




ドクター「こんにちは、集中治療室の責任者のドクターです。新生児治療の専門医です」


くわっさん「こんにちは。」





ドクター「・・・・・あの、とりあえずですね、できる限りのことはしています。

ただ、本来はお母さんのおなかにいる時期なのを出してしまったわけですので、

どこかの器官が未発達だという可能性もあります。

まだそれがどこかはわかりません。成長とともにわかることもあるかと思いますが、

なにより今・・体温が少し低いんです。そこが心配です。

今日一日生き延びたら、大丈夫だと思うのですが、全力を尽くしますので・・・・」






こんなドラマで聞くようなセリフ、まさか自分が、そして自分の子供の出産で

聞くなんて・・・・あまりの衝撃に、何か大事な子供の話なのに、

他人事のような、何かイマイチ現実味がないような、よくわからない、

夢の中にいるような気持ちのくわっさんでした。




唯一のスクイは、こんなときでも、上の子が、

「マミーマミー」とぐずるので、一人でぼけっとする暇がなかったことでしょうか・・・。




生まれたばかりの赤ちゃんと一緒に集中治療室にいたかったけれど、その反面、

正直、つらくて赤ちゃんを見てられなかったんです。

本当に母としてダメな私でしたが、私は、そのとき、上の子と病室に戻りました。





でも、大事な子供を一人にするのは嫌だったので、ジェイさんに頼んで、

彼に下の子のそばについていてもらいました。





1時間くらいすると、ジェイさんが病室に戻ってきました。

また何か深刻な報告かなあ・・・と私が暗くしていたら・・・




ジェイさん「ふっふっふ赤ハート。うちの子は世界で一番かわいいねえ」


くわっさん「え?」


ジェイさん「赤ちゃんだよ。本当にかわいい。

Guess!!彼女耳は誰に似てると思う?さあて、誰でしょう??」


くわっさん「知らん・・・・」

ジェイさん「あててよぉぉぉ。くわっさん側だと思うんだ、君はどう思う?

ちょっと失礼、お耳を拝見・・・あれ?くわっさんのをよく見るとボクのほうかなあ???」



くわっさん「・・・・・」

(実は管とか色々つながれてて、

『ちゃんと産んであげられなくてごめん。ちゃんとおなかで育ててあげられなくてごめん』

と、くわっさん見るのがつらすぎて直視できなかったんです。)



ジェイさん「はな、はなの耳も見せて・・・うーん、はなと似てるなあ。」



くわっさん「それはよかったよ」(←ちょっとジェイさんのAHOさに笑う余裕が出てきた)





ジェイさん「しかもねえ、さっきちょっと目を開けたんだ。ボクのこと見たよ。

ダディーのことわかるんだねえ。看護婦さんもかわいい赤ちゃんだねって言ってたよ。」


くわっさん「そう、よかったねえ」



すると、くわっさんの診察があるということでナースが入ってきて、

ジェイさんとはなには少しの間外で待つように指示が出ました。




ジェイさん「よぉし、はな、ダディーと妹を見に行こう!!どこが似てるか見比べよう」

と、はなをつれて、集中治療室に戻っていったジェイさん。。。




ジェイさん・・・本気で楽しそうでした。

こういうときに、ジェイさんの天然はありがたい。

彼は本気で、集中治療室で、親ばか自慢を看護師さんにしていたらしいのです。




(ちなみに、集中治療室は、本当に深刻な事態のときは、誰も中には入れません。

が、入っていいときはこうやって、ジェイさんみたいにのんきにしていてもいいみたいで、

私もその後、集中治療室に入り浸っていました。また次回書きます)





ジェイさんは、じっくり「この鼻はじいちゃん、口はばあちゃん、耳はくわっさん?」

と、どこが誰に似てるか見て、わが子を満喫していたのです・・・。




ジェイさん「皮膚はアジア系だね、はなの方が白いね」






そう、実はこの下の子の肌、確かに上の子と比べると、今でも

色白アジア人程度の肌の色なのですが、

このときは異様に黄色く、私もビックリしたほど。

でも、アメリカ人の看護師さんは

「お母さんがアジア人だからでしょう?」と言ってましたが、

そういうキイロではなかったんです。





コレが実は黄疸で、その後、せっかく保育器から出られそうだったのに、

今度はフォトセラピーという、光を当てる治療が始まるのでした。





ちょっとジェイさんの天然話を何個か思い出したので、もう一回くらい続きます。

コレ以降はもう暗い話はありません。





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最終更新日  2007年07月01日 07時10分42秒
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