年に一度の定期健診
皆様ご存知の通り、上の子はなは、「先天性股関節脱臼」で生まれ、4ヶ月から8ヶ月まで、リーメンヒューゲルという装具を足につけて、脱臼を治しました。この病気は、脱臼だけはなく、臼蓋形成不全というものを併発している子供が多く、簡単に言うと、股関節のところの、屋根になってるところの骨の成長が悪いということなのですが、そういう子供は、脱臼が治っても、ココの骨の成長を見守っていくために、しばらく定期健診が必要となります。ちょっと、説明下手でわかりにくくて申し訳ないのですが、正常な子供は角度としては「25度」ですが、うちの子供とか、成長が悪い子は、30度とかなので、骨の成長が悪い場合、この骨を削る手術が必要となります。(詳しくは、こちらの鈴木先生のサイトをご覧ください)で、この定期健診も、この骨の成長がよい子供は、早いうちに「もういいよ」となるのでしょうが、わが子は毎年、その年齢としては、ギリギリの成長で、「はい、また来年も来て下さい」といわれていたのですが、なんと去年は「骨の成長があまりよくない。このままだと、手術になります。またその話を来年しましょう」といわれてしまい、ショックでした。元々、この整形外科の先生はいい先生ではあるものの、私の中であまり印象が良くなくて。何か先生に会うと「怖い」という印象を受けるんです、不穏?なんかね、口調も普通よりも優しいし、いい人なんだけど、先生のもつ雰囲気が怖くて。(佐世保の先生の方がぱっと見も口調も、よっぽど怖いのに、この先生のことは大好きでした)さて、今年は検診の結果が納得がいかなかったら、セカンドオピニオンを求めて、、日本に戻ることも考えていましたが、なんと、手術かも?とまで言っておきながら、この先生・・・・バージニア州に転勤(さすが海軍)だから、今日は新しい先生の検診となりました。新しい先生は、診察室に入ってきたときから、さわやかな風が吹く感じで、好印象。しかも、私が、いつも自分から先生に頼んで、そこでやっとやってくれる「歩き方チェック」も先生から先におっしゃってくださり、うれしかった。結果は「正常な状態とは言い切れないですが、でも、骨の成長という点からは、成長していて、5歳で、この状態なら悪くないです。(角度は28度と27度です。)骨を削るという手術もありますが、骨を削ったからといって、はなちゃんの場合は、劇的な変化があるわけではないし、それほど削る部分もないので、このまま成長を待っても同じだと思いますので、しばらく年に一度の定期健診を続けましょう。将来、手術が必要になることもあるかもしれませんが、それは、骨の成長次第なので、医師でもはっきりとしたことはいえませんが、毎年骨がちゃんと成長しているかどうかを見ていけば、手遅れだとか、症状が悪化することはないので、御安心ください」とおっしゃってくださり、この先生は、レントゲンも見せてくださり、しかも、角度の説明もとっても詳しくしてくださりました。やはり、最初の好印象は、正解でした。おっしゃってることが佐世保の先生と同じで一安心でした。来年は我が家は横須賀転勤になる(希望)なので、そうなったら、信頼できる先生に通えばいいし、それまでがんばって欲しいなー。ところで、はなの指はとっても怪しい。。。。たとえば「マミー、あれみてっっ!!」って彼女が指差すと・・・・第一関節は山折り、なのに、第二関節は・・・谷折りぃぃぃぃ!先生に見せたら「わっはっは、心配はいりませんが、彼女は大人になったら『うわーー、スゴイねえ』ってみんなに言われるくらいぐにゃりと指が曲がりますよ。たまにそういう方いらっしゃるでしょう??」とおっしゃってて、近くにいた、研修生の先生なんて、目を見開いて・・・「ぅわおぅ・・・How did you do that??(どうやってやったの?)」って驚いてらした。で、小児整形の先生が「この子は全体的に関節が柔らかいんでしょうね。だから、脱臼になったり、、、、という因果関係も否定できないよねーー」って。スゴイですよ、本当にこの指。最初見たとき、絶句・・・どっか折れてまったんかと思いました。まあとにかく、でも、無事に成長していてよかったです。去年から今年にかけては、背も体重もとっても成長したはななので、骨もがんばってくれてよかったです。もしも、先天性股関節脱臼のキーワードでこちらにいらした方で、何かご質問のある方がいらっしゃったらお気軽にメッセージ残してくださいね。私のわかる限りでお返事させていただきます。