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すこし前に テレビで見た池田理代子さんのインタビューを思い出しました。 池田理代子さんといえば「ベルサイユのばら」が忘れられません。 そして 今は声楽家としても活躍なさっています。 その池田理代子さんが 音大へ入学されるひとつのきっかけが ご自身の更年期障害とお母様の介護だったそうです。 自分の体が思うようにならないうえに母親の病気が重なり、 充分なことがしてあげられない、 そのつらさで心も体も悲鳴をあげている40代後半のころ ちょうど宮城まり子さんと対談されたときのことをお話されていました。 宮城まり子さんは まだ養護学校の制度ができていないときに 子供たちの教育を受ける権利を守るため、 「ねむの木学園」という施設を立ち上げられた女優さんです。 その宮城さんに池田さんが 「学園のために 宮城さんは自分の収入の全部を使われてるのですか?」 と聞かれたところ 「そんなことはありません。好きな家具に囲まれたり お花を飾ったり、 自分を一番に大切にします。自分を愛することで周りにも愛があふれ出すのです。」 と答えられたそうです。 池田さんは 宮城さんのような慈愛に満ちた方のその言葉に 大きく心が揺さぶられたとおっしゃっていました。 そして それもまた一つの後押しとなって音大に入られたそうです。 自分を愛するというと 自分を甘やかすようなイメージだったり、 義務や役割を放棄することと感じてしまうと 友人が言ったことがあります。 でも そう覚悟を決めた人こそ本当に強い人 本物の愛が与えられる人なんでしょうね。 覚悟は少し怖いもの でも魅力的なもの。 始めはドキドキでもこわごわでも 少しずつやってみたら いつか本物になっているかもしれません。 それに 何度でもやり直しききそうですから ね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.17 02:15:06
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