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カテゴリ:未来への健康指向
検査経費がかさみ3年間で148億円の損失
日本赤十字社は血液事業が巨額の赤字が続いて 2007年3月末で146億円あった剰余金を 使い果たした。 血液製剤をつくる際、ウイルス検査に費用がかかりすぎる ことと事業の効率化が進んでいないことが原因だ。 日赤は全国の検査施設を減らすなどの経営体質改善に 取り組んでいる。 このままでは5年くらいで事業は破綻する。 日赤は日本国内で献血できる唯一の機関である。 年間500万人から献血を受け輸血用の 血液製剤を製造している。 血液事業は他の事業と切り離され独立採算制が とられている。年間予算は1400億円で 血液製剤の公定価格が引き上げられると 事業が黒字になる。1990年に引き上げられた 事業は3年間で146億円の剰余金がでた。 ところが2004年度は50億円の赤字、 2005年度は67億円の赤字、 2006年度は31億円の赤字、 3年間で合計148億円の赤字で、 剰余金がなくなった。2007年度も 40億から50億円の赤字が予想される。 原因は検査費用の増加と供給量の減少と いわれているが経費を考慮して2006年度に 公定価格が引き上げられ日赤の収入は60億円も 増えたのに赤字が解消できなかった。 支出の40%は人件費といわれる体質に メスを入れて体質を改善しないと解決は 出来ないのだろう。 危機感の欠如は独占事業のため血液製剤の 公定価格の引き上げに依存しているためだ。 公定価格の引き上げは国民の生命に影響が ある。1400億円のうち560億円が 人件費だ民間企業では考えられない。 民間企業では利益の40%位が人件費と いわれている。独占事業に胡坐をかいた 経営で人命を守ることが出来るのか疑問だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月08日 09時16分44秒
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