さて、目が覚めて外を見ると、うっすらと雪景色になっていました。さすが札幌、こうこなくっちゃ。

来る前は、北海道は大雪って聞いていたけど、札幌に雪はありませんでした。寒さも覚悟してきたのが拍子抜けするくらいでした。

でも、やっぱり北海道、夕べ雪が降ったんだね。
起きたら朝の７時。だらだらしながら起きて、温泉に行き、ひたすらのんびりしていました。良いねー。朝から温泉だねー。しかし、今日はどこに行こうか。

とにかく、朝ご飯しなくっちゃ、と思い、三種類の朝食の中から、和定食を食べようと決めて和食レストランに行ったのでした。でも、この和定食はちょっと選択ミスの感があります。定価２０００円の朝食であれば、ごく普通のバイキングで、いろいろとりまぜて食べた方が満足度は高かったと思います。

和定食は、普通のご飯と、おかゆと、雑穀米が選べるし、ご飯類のおかわりとお味噌汁のお代わりが自由にできるのは良いのですが、おかずが飯の友の類が多くて（多分、そこそこ高級なものではあるのですが）、塩気が多いのです。一番手前に焼き塩じゃけとだし巻き卵、奥の左手に肉じゃががあるのですが、他はちょっとしょっぱそうです。食べちゃいましたけど（笑）。でも、血圧が心配な私としては問題でした。それと、北海道のジャガイモを使って、あの肉じゃがの煮え方にはちょっと不満が。

なんだかんだ言いながらご飯をお代わりまでして食べ、食後のお持ち帰り用コーヒーをもらって部屋に戻り、今日の計画を立てました。

いろいろ考えすぎて頭が混乱したので、迷ったら酒を選ぶ私は、とりあえず千歳鶴の蔵元「酒ミュージアム」に行くことにしました。札幌市内に、地酒を作っているところがあるというのは驚きです。札幌って大都会ですもの。

外に出ると、いいお天気で雪はほとんど消えてしまっていました。地下鉄の駅を出て、しばらく歩き、二条市場を抜けるころ、雪が激しく降ってきました。降ったりやんだりが激しいのです。面白い雪の降り方だと思いました。すぐに雪景色になっちゃう。


二条の市場では、カニが沢山並んでいました。カニを横目で見ながら通り抜け、酒ミュージアムにつきました。なかなかおしゃれな構えです。

入り口を入って、最初に目立ったのは、湧き水です。酒つくりに使っている湧き水が出ていて、ひしゃくですくって紙コップで受けて飲めるようになっていました。これが美味しいお水なんですよ。中には、酒造りの器具の展示や手順のビデオが流れていて、新種を始め、出来立てのお酒が売られていました。利き酒もできるらしいです。今日が帰りの日でなかったら飲むんだけど、夜とはいえ車の運転をするので試飲はしませんでした。次は、もっとゆっくり来て試飲しようと思います。

酒造りのビデオが良くできていて、見ていて興味深かったです。こういうビデオって展示の中でもスルーしがちですが、職人さんたちが一生懸命働いている様子が見られて珍しいと思います。繰り返し見てしまいました。

お酒の試飲以外にも、同じ水を使ったコーヒーが２５０円で飲めます。飲んでみました。これが旨かった！いや、さすが良いお水です。後味のすっきりさが違う！事務所で飲んでるカプセル泡コーヒーもまずくはありませんが、全然負けちゃいます。これもまた飲みに来よう。


展示には、千歳鶴の歴代のポスターが貼られていて、楽しいです。色っぽいお姉さんたちがグラス越しにこっちを見つめて誘っています。なんで、お姉さんたちばっかりなんでしょうねー。多分、メインでお酒を飲むのが男の人って設定だからでしょうねえ。


なかなか見られないものが細々とあって、よくよく見ると、本当に面白いものがあります。記録の類とか。お酒に対する執念を実らせた結果が今ここにあるって感じでした。道路を挟んだ反対側にも同じような建物があるのですが、お酒と食事を出すテナントさんがいくつも入っているところなのだそうです。

ここでは、純米酒の千歳鶴の新酒と、スパークリング日本酒「ライラック」、お正月用のお神酒をお土産に買いました。この前新潟でスパークリング日本酒を飲みましたが、甘いことは甘くて飲みやすいのですが、後味がしつこい感じで、ちょっとねー、という印象でした。ここのライラックは、ワインが混じっているそうです。さて、どんな味がするのでしょうか。事務におみやげにあげたので、感想待ちです。
（ライラックの写真が入る予定。ちょっとお待ちください。）

さて、次はどこにしようか。日本酒を見たからやっぱり次はビールかな。ということで、地下鉄ですぐに行けそうなサッポロファクトリーに行ってみることにしました。サッポロファクトリーは、私が２０年くらい前に行ったビール博物館とビール園とは別なもののようでした。何か面白いものあるかしら。

なんだかバスの写真みたいになっちゃったけど、サッポロファクトリーは、お買い物が沢山できるところです。その中に「レンガ棟」というのがあって、ちょっとビール園っぽいのがありました。

相変わらずシブイねー！というムードです。若干のビールに関する展示があって、レトロな建物の中にはやはりレトロなムードのお土産屋さんやレストランがありました。ビールの試飲もできるらしいです。有料みたいですけど。ビール博物館ではタダで昔飲めたけど、今はどうなのでしょうか。

この中で、ガラス細工のお土産を買いました。小樽のガラス細工のお店が入っていたのです。正面から見ると、赤に近い濃いピンクのペンダントトップ（実物は小さい）ですが、

斜めにしてみると、薄いピンクとグリーンのペンダントトップになります。写真撮るのむずかしー。

きれいだし、面白いから、高校生女子のおみやげに買いました。こういうのを眺めるのは楽しいですね。
お土産やさんでは「ここしか買えません」「空港では買えません」って貼り紙が多いこと。やっぱり、みなさん空港でお土産を買うことが多いですもんね。

で、私も早めに空港に行ってお土産を買うべく、JRに乗ったのでした。