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カテゴリ:疫病と震災
緊急事態宣言の解除が一部で行われ始め、少しほっとした気持ちになっています。第2波第3波の心配はありますが、ここまでみんなでがんばったことは喜びあって良いと思います。
今回のコロナでは、重要なことがいろいろ明るみに出て、新たな気づきもありました。病気で苦しんだ方、亡くなった方には本当にお気の毒で、世界中の亡くなられた方のご冥福をお祈りしたいと思います。罹患した方々の犠牲があって、そこからワクチンや特効薬が作られるのですから、それこそ全人類のための犠牲だと思います。その犠牲の上に生き残った人は、自分や家族の健康を大切にして頑張らなくてはならないと思います。 現在のところ、まだそれほど新型コロナの致死率が高くないのが不幸中の幸いともいうべき状況で、今のうちに疫病の対応マニュアルを確立しないと、次に致死率が高い疫病が来た時やこれから新型コロナが狂暴化(致死率が上がるような変化をした、という意味です)した場合に対応できません。「100年に1度」という根拠がどこからきたのかわかりませんが、これまでの確率など全くあてにあらないのが現在だと私は思うのです。世界中の気候自体が変わってきているからです。 今回のコロナ騒ぎでは、日本が借金大国でお金がないことが浮き彫りになりました。この借金の経緯についての説明と、今後の対応について政府に説明を求めていかなくてはいけないです。いざという時に、全く国にお金がなくて借金を借金で返済していくような状況を放置して良いはずがありません。さらにそのお金がない中でやることが「アベノマスク」でした。この政治センスのなさに心底がっかりしました。国の予算を大切に思っていないのです。実際に、その程度の予算しかコロナ対策に出せないと判断したのでしょうが、それを各都道府県に配ったらもっと生きたお金の使い道になったと思います。はやぶさ2号の総費用が280数億円だと今朝「カネオくん」で見て大ショックでした。ひょっとしてアベノマスクで機体だけならはやぶさ2機くらい作れちゃうの?最近の世の中がおかしいと思うのはやっぱり政府のせいなのだと納得しました。日銀もおかしいです。異常な感覚の政府と一緒になって同じことをしているのはなぜでしょうか。ひょっとして政府のイエスマンが日銀総裁になるシステムができあがっているのでしょうか。今回の検察問題のように。 税金の範囲内で政治をするのが普通の政府だと思います。緊急事態に備えて国の貯金くらい欲しいです。日本の大企業は緊急時に備えているじゃありませんか。ひたすら借金をして政治をするなら難しいことはないでしょう。その程度しかできなかった総理なのにあれほど威張っていられる理由はなんでしょうか。周りの政治家たちも、なぜそれほどまでご機嫌伺をするのでしょうか。これから自民党政治家は財政責任について一蓮托生になっていくと思います。この巨額の借金の責任は国民にあるのでしょうか。若い人たちの一生を台無しにするかもしれないくらいの高すぎる金額です。特に選挙権のない人たちは全く悪くないのに、将来、滅茶苦茶な財政の国を引き受けなければならないのですからひどい話です。この借金の説明は何が何でも政府と日銀の責任者にさせなければいけないと思います。借金を後に任せて逃げるなんて許してはいけません。平成25年以降の急激な借金増加をさせたのは今の総理です。これで自衛隊を憲法で明文化すると言っていたのですから、借金する感覚がマヒしているのだと思います。 経済学の先生方に胆力があるでしょうか。今後政府に抱き込まれて、「赤字国債をもっと発行しても大丈夫です」とか「今の政治で平気です」とか言い出したりしないでしょうか。マスコミの方も政府の圧力に屈しないで欲しいです。 そのコロナ騒ぎのさなかに、検察官定年問題の法改正をするという事件が起こりました。政府がどこまでも政府を中心にした考えを貫き、国民の声を聴くのではなくて国民を黙らせる方法を常に考えているのだということを国民に広くアピールするという失態が明らかになったと思います。政府としては、安保法案と同じように成立させれば国民はそのうち黙ると思ったのでしょうが、今回は、若い人たちにも理解できる形で伝わったと思います。自民党が言う良い国というのは、国民にとって良い国という意味ではないことが直感的に伝わったので、いろいろな動きが出てくると思います。強行すればするだけ、政府のひどさが国民に伝わるので、どうなっていくのか見届けたいと思います。 きっとこのほかにも、隠されている大問題があるでしょうから、この際膿を出す覚悟を持たなければならないかと思います。先が見えなくて気が重い話です。さして長くもない桟橋を歩いているわけですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年05月16日 14時41分09秒
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