昨日の広島の平和記念式典の様子は,テレビ中継をゆっくり見ることができました。広島市長さんのお話はとてもしっかりした内容だったと思います。お話の仕方からも,ご自分の言葉に込める思いの深さを感じました。それだけ地元広島市民の方々の深くて強い平和への気持ちをいつも感じているのだろうと思います。原爆が投下された自治体の長は,深淵な役割を担っているのだと改めて思いました。
広島市長,広島県知事,内閣総理大臣と話が続きましたが,たった数分間の言葉の中にも話す人の気持ちはそれなりに伝わってくるような気がしました。率直に言えば,「総理,もう少し一生懸命考えて話したらどう?」という印象でした。平和への気持ちが,市長,知事,総理と守備範囲が大きくなるにつれて薄まっていくような気がしたのです。まあ,正直と言えば正直なのだろうと思います。
「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませんから」という碑の言葉の意味がとてもとても重要になっていて,それを守り続けていくことが難しい世界情勢になりつつあることは誰でも感じていると思います。その中で,坪井直さんはじめ被爆者の方々の志を継いでがんばっている若い方々を支えていくことが年長者の役割だと思います。
とはいえ,私も広島平和記念資料館や原爆ドームにまだ行ったことがありません。長崎はいろいろ見学してきましたが,やはり広島を見て衝撃を受けないと日本人としての教養に欠けると思います。平和を真摯に考えて行動することが求められる時代になっていると感じます。広島に行って来なくては。
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最終更新日
2022年08月07日 14時23分20秒
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