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ついに、日本思想界で主要な位置をしめていた吉本がいってしまった。
最後のころ、「生涯現役」であるとか、老いをテーマにした本とかを書いていたが、私の周囲の人間関係での彼への不評もあり、ほとんど私は彼の本に手を出さなかった。 無論私が彼の仕事に対してどうのこうのということはできない。 わたしは、20歳のころより、吉本だけにかぎらず、廣松も柄谷も一切読まなかった 感性を磨くこと、多量の知識を身につけるのを忘れたのだ。 しかし、その1年前の19歳のころは、河合塾で私は、茅島等に感化されて、運動ということはしないが、そのように社会を分析する生き方もある。ということを学びつつあった。ちょうどそのそのころ、「言語にとって美とはなにか」が文庫化され、私はその時有頂天になってしまったことを忘れない。その文体は、難解さに満ち溢れており、読めないことがわたしにとって美しかったのだ。 これから吉本を読むことをするかどうかわからない。 しかし、まるでロックスターのような影響がわたしに残っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.03.16 15:48:04
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