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愛 こ と ば・心 の 散 歩 路

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2006/11/17
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^-^◆自分の考えを

     自分で操る[その5]


阿武「暗示!!……それも

   人からの暗示を、

   あなた方個人個人が

   どんな風に受け止めるか……によって、

   積極的な思考や感情や、また、言葉使いとなるし、

   逆に消極的な思考や感情や、言葉使いともなるわけです」

備前「……なるほどそうでしょうね……うーん……。

   阿武さん、感覚的には……分かります………が………、

   何か具体的な例があれば…………」

阿武「……例ですか……そうですねぇ……。

   ……例えばラジオやテレビからの『言語』による暗示を

   あげてみましょうかね……。ある朝の天気予報で『今日は

   午後から記録的な大雨になる』という事を言っていたと

   します。それを聞いた人が、即座に『困ったなぁ……』と

   思ったとします。それは『大雨』というアナウンサーの

   言葉による暗示から、その人は『困ったなぁ……』という

   消極的な『感情』を受けた……という事になるわけです。

   それに加えて更に『今日は会社を休もう』と考えたと

   すれば……それは消極的な『思考』に迄、至った事に

   なります。ニュースを聞いたとたんに『よし、帰りは兄貴

   に連絡とって車に乗せてもらおう。久しぶりに兄貴に

   会えるぞ。大雨も悪くないなぁ……』等と考えた人とは

   大きな違いとなります……」

備前「……」

阿武「……あんまり、ピンときていない顔ですね……。ふぅ…。

   それじゃ他の例を出しましょう…………。

   最近のテレビは健康に自信のない人や、気の弱い人を

   狙うかの様な、薬や、栄養剤や食品等のコマーシャルや、

   関連番組が多いですね。これでもか、これでもかと

   『映像』や『文字』『言語』による暗示を与えてきます。

   そういう物を見たり聞いたりしてですね……、

   例えば、40才になると『チョメチョメ』という、

   滋養強壮剤を、飲まなければならない様な気になる事も、

   実際にあるわけです……。また、番組に出た食品を

   食べなければ……と、思ったりするわけです……」

備前「確かに、言われる通りですね………。ウン」

阿武「……また、その他に『行動』から受ける暗示というものも

   ありましてね……」

備前「行動から………?」

阿武「ええ、例えば最近は少し下火になっていますが中学生や、

   高校生の非行や暴走行為等がよくありましたね。

   彼らから、街で一般市民が被害を受けたという事件が、

   ニュースになることもありました……。そこで、

   ある人が、街で異様な見なりや髪型をした少年を見て

   『恐怖』観念を抱いたとすれば、それはその少年の

   『行動』からの暗示によって『恐怖』という感情を

   受けた事になるわけです。

   そして、その感情から『避けて通ろう』という『思考』を

   持つようになることが多いわけです。

   たとえ相手が格好ばかりを真似た、中身はごくおとなしい

   少年であったとしても……です」

備前「……なるほど……うーん……」

阿武「一方その他に『現象』から受ける暗示もあります」

備前「現象……?……社会現象ですか?」

阿武「例えばですねぇ。流行を追い続けるあまり、自分の個性を

   一時的に忘却してしまっいる例などがこれにあたります。

   『暗示による個性の一時的忘却』です……」

備前「なんか表現が難しいですね。……でも、これってイメージ

   湧きますよ……」

阿武「そうですか……。よくある話としては

   『今年の服装の流行が、ダブダブのズボンであるというと

    自分の年齢や、はたまた体型に関係なく、そして似合う

    似合わないを考える余裕も無くダブダブのズボンをはく』

   なんてのがそうですね。

   これなどは流行という現象からの暗示による、個性の

   一時的忘却である訳です。人によっては、永久的忘却に

   なる人もいるかもしれませんがね。………ははははっ」

備前「居ますねぇそういう人……ははははっ……」

阿武「大体において感じやすい年頃とか、自我意識がまだ確立

   されていない年代の人達に、この傾向が特に強いよう

   ですね。特に中学校、高校といった学園内に顕著に

   現れている事は皆さんが感じておられる通りです」

備前「……確かに……」

阿武「こんな風にですね、暗示ってヤツは我々の感情や思考を

   支配する力を持っています。だから、暗示からくる感情や

   思考を『ムムッ』とよく考え直して………言い換えれば

   分析して、それらの暗示から常に積極的な感情と思考を、

   持つように心がけるべきなんですね。

   つまり、誰にでもある『暗示からの影響』を、うまく自分

   に有利に活用するわけです」

備前「……なんか、難しそうに思えますねぇ……」

阿武「いえいえ思う程、難しい事ではありませんよ。

   『待てよ。ムムッ』という一瞬の間を取る癖を

   つければよいのです」

備前「……癖にまで、するんですか……?」

阿武「………です。そのために、有効な方法があるかといえば、

   実は……簡単です。『待てよ』という言葉を口に出して

   発する習慣をつける事です。この方法が、私の今までの

   体験の中では最も推薦できる方法です」

備前「ウーン……『待てよ』ですか………………」

阿武「そう……『待てよ』………です。試してみて下さい。

   必ず、有効ですから…………」

備前「……そう言われれば、捕り物帳で銭形平次なんかが、

   『……待てよ』を連発していたなぁ……。待てよ、

   似た概念かなぁ……」

阿武「自らを冷静な状態に戻していたのでしょうね。

   ……えーと……では、次に進んで良いでしょうか……?

   今まで『思考管理の実際的な方法』について、

   思考を積極的な方向に向けて行く為の具体的な方法を、

   中村天風先生の論を基軸に紹介してきました。

   その、残り三項目に進むことにしましょう。

   まず、『対人態度に注意をする』という事です」

備前「それは阿武さん、言葉の通りに人と対応する時に自分の

   感情や思考を積極的に仕向ける様に、心がけようという

   事ですか?」

阿武「そう、そう、そう、そう、全くその通りです。

   『注意する』という事ですから、意図的にやりなさいと

   いうわけですね。

   たとえば、相手の人が、病気とか不運とかで悩んでいる

   時でも、同情するような消極的言葉使い、表情、態度を

   避けて、必ず相手を鼓舞し激励するような言葉使い、

   表情、態度で対応する様に、心がけるべきだと思います」

備前「まさか、病院に見舞いに行って入院している方に

   『顔色悪いですね。相当に重いんですね。かわいそうに』

   等と言う人はいないと思いますが…………」

阿武「しかし『私の知人が、全く同じ病気で入院していて、

   もう一年以上になります。大変な病気ですね。十分に

   養生された方が良いですよ』位の事は言いそうですね。

   相手は、一年等と聞くと益々不安になってしまいます。

   『思ったより元気そうで安心しました』『早く会社に

   出てきて下さい。難しい仕事がさばけなくて困ってます』

   程度が適当です……」

備前「……なるほど」

阿武「一般的に言える事ですが……、特に知識人と言われる人達

   または、それに近い人達ほど理性的で対人関係が慎重に

   なり過ぎるきらいがあって、その結果、かえって消極的な

   言葉使いをしたり表情や態度を取りがちです。

   『うそは言えない……』なんて、まじめに考えて……ね。

   経験ありませんか?……まぁ、これは自己責任意識が強い

   事の裏返しでもありますがね……」

備前「心当たりありますねぇ……」

阿武「……でしょう……。例えを出しますと………、

   会合や懇談の席上なんかで後輩や目下の人が、せっかく

   積極的な発言をしている時に、いきなりですよ、

   『それは無理だ』

   『言うだけなら簡単さ』

   『君はどこまで責任を持って言っているんだ』

   等と否定したり、決め付けたりする、先輩や目上の人が

   いますよね」

備前「……!!居ます居ます!……居ますよ……」

阿武「ははははっ……それは、下の人たちの志気を著しく損なう

   事になりますね。自分自身も消極的な発言をしたことに

   よって暗い気分になるので、その場の雰囲気や会合全体が

   活性化しない沈滞ムードに、なってしまうものです」

備前「上の人は暗くはならないんじゃないですか……。

   若い奴はつまらんから俺が注意してやった……と、

   得意げな感じが強いようですが…………」


     <続>


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Last updated  2006/11/17 10:01:20 AM
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