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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 命懸けで 仕事に打ちこんだ時代[上] <日本産業界……高度成長真っ只中の頃> 工場長「おい!! なんだこの書類は! ふざけるな!俺を愚弄するのか!!<`ヘ´>」 野 田「工場長……そのように言われましても……、 本件は管理課長、総務部長もご納得の案で ございまして……(^_^;)」 工場長「……ん?? 総務部長もか……? ということはこれは命令か!!!そうなのか?」 野 田「工場長、決してそんなことはありません。 あくまでもスタッフ部門からの提案でございまして、 当事者であります工場長が納得されなければ、 決まるものではございません……」 工場長「……じゃー、野田君、俺に拒否権があるんだな!」 野 田「もっ、もちろんございます。 ……ただ……。(ー_ー)」 工場長「ただ……なんだ!!俺は賛成しないぞ!!! こんなもん、受け入れられるか!!!!!<`ヘ´>」 野 田「あのー、お言葉ではございますが、この案は管理課で、 半年かけて全社を調整して作成し、総務部長も、 工場長が適任であると判断されての事でございまして、 何とか、受け止めて頂けないでしょうか……?」 工場長「……俺なぁ……。 3ヶ月前に胃の手術をしたんだ…………。 みんなは知っているのかなぁ……」 野 田「もちろん存じております。 もうすっかりよろしいのでしょうか? 私達も心配しておりました…………。 はい……」 工場長「そうか……それはありがとう。(^。^) 今のところは落ち着いているが、この激務では、 何時胃に穴が開くか分からん……と医者が言うとる」 野 田「…………(^_^;)」 工場長「俺は、工場長の他に、 大事なプロジェクトのリーダーを三つもやってるんだ」 野 田「存じております。 しかし、工場長、さすがですね」 工場長「何が……?」 野 田「我々の様な凡人は、つい『やらされている』と 言葉にするんですが、今、やっていると仰いました。 流石に将来重役になると噂されている方は違いますね」 工場長「おい、野田! 名を名乗れ!!! あっ……そうか、お前は野田か。はははっ……。 こんな時にお世辞を言って、人をおちょくるな!! 第一、こんな大切な話をお前たちの様な担当者が、 何故、持って来るんだ。 課長クラスの人事の話だぞ!礼を失していないか?」 野 田「誠にごもっともでございます。 しかし、そう言われましても我々は上司の管理課長の 命令でやって参りました」 工場長「ほう、お前達は、事の軽重を考えずに、 上司の命令だったら、黙って聞くのか……? つまらん奴だな……」 野 田「つまらないもので申し訳ありません……。 どうか、本案をご了承お願いします」 工場長「ふざけるな!!それでなくても激務の俺に!! 俺に死ねと言うのか? お前は! えっ!!担当者の分際で、総務部長の権威を笠に着て、 俺に死ねと言うのか?……えっ!! <`ヘ´>」 野 田「・・・・・・・・((+_+))」 工場長「おい!!野田!コラ!!」 野 田「~~~~~・・・・・・」 工場長「黙ってないで、何とか言え。野田!! 担当者の分際で俺に死ねと言うのか!!!!」 野 田「……(;一_一)」 工場長「おい、そっちの中田とか言ったな。 さっきから黙ってそこに座っているが、何しに来た! お前達は俺に死ねという話をしに来たのか?<`ヘ´>」 中 田「はい!…………死んで頂きます! (一_一)」 野 田「なっ、中田さん!! (-_-)」 工場長「なっ何だと!!おいおい、中田君、何を言い出すんだ。 ははははっ、笑っちゃうぞ……ホント」 中 田「私達も半年にわたって、本案を検討してまいりまして、 この新しいプロジェクトが、我が社にとってどれほど 重要なものであるか痛感しております……」 工場長「そんな事はお前に言われなくても、百も承知だ! 社運を左右する重大な仕事だ!」 中 田「ハイ、工場長。 我が社の国内的な立場から見て、その事は取りも直さず 日本の将来にとっても重要なことであります」 工場長「フム……、まぁ……そうだ……」 中 田「しかし、この多岐にわたるプロジェクトを指揮し、 成功させるリーダーは、普通の人間には務まる訳が ございません」 工場長「そりゃー、そうだ。 しかし、社内には優秀で最適な人が沢山 居られるだろうが……」 中 田「居られません!! 居られま・せ・ん!!!!<`ヘ´>」 工場長「おいおい、どなるなよ。 ちゃんと聞こえているよ」 中 田「大崎工場長の言葉とも思えません!情けないです。 四万人社員の中で大崎工場長を除いて、 本任務を全うできる方は他にはおられません!」 工場長「なに!!!! (゜_゜>)!!そこまでいうか!!」 中 田「……というのが、総務部長、管理課長以下、 スタッフ部門の総意でございます。 大崎工場長!」 工場長「中田!総務部は総意で俺を殺すのか? ふざけるな。お前の言っている事がホントかどうか、 今から、管理課長に電話する。 島村課長は同期で会社の将来を支える同士でもある」 中 田「存じております。 本日、我々をこちらに差し向けられましたのも、 工場長の本音が出やすい様にとの、 課長のご配慮かと推察しております……」 工場長「うん、島村君らしい配慮だ。 ……で、俺は気持ち良くお前たちにどなっている。 ははははっ……、ははははっ。(^○^) まっ、それはそれとして電話で確認しよう……」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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