カテゴリ:『信じる』とは何か?
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 『信じる』 とは何か? [6] <Renewal> 「近年、新聞紙上を賑わしてる法律破りのエリート連なぁ。 ……勘違いも甚だしいぜぇ。仕事と人生が主客転倒だ。 仕事の不始末で、人生を台無しにしてやがる……」 「ああ、大企業のね、偽装とか業務上横領が多いね……。 私も、許せないって言うか……哀れに思う。 人生を棒に振って……」 「………! …………! (^。^) オッ!!!」 「どうしたの?」 「おい!!!!(^。^)」 「えっ……???」 「片想いだ!!!!」 「ええっ? (゜_゜)」 「片想いこそが、究極の信じる心だ………」 「…………片想い………!」 「つまり、一切の代償を求めようとしない気持ちだ……」 「……うーん、一切、向こうの気持ちを求めない……」 「只々、一途……。それが究極の『人を信じるって事だ』」 「そういえば、佐賀の『葉隠』で読んだ事ある様な……」 「……俗人には、難しいなぁ……。 ……イヤ逆に、本物の俗人でなければ……ダメかもしれん」 「私たちは……染まりすぎてる……?」 「しかし……角井田さんの仕打ちは常識外れだな……全く」 「ウン………私、彼には……やっぱり悪いことしたかもね」 「角井田さんの、思う壷ってことか………」 「それが、そうとも言い切れないのよねぇ……」 「えっ?…………?」 「噂だけど、私達が別れるとは思ってなかったらしい……」 「えっ?……それが狙いじゃなかったのか……?」 「……それも私を試したらしいのよ。 ホント……頭にくる」 「なんだそれ、………誰から聞いたんだ?」 「彼女の親しい友人からね。……彼女がそう言ってたって」 「どういうことだぁ………?……おいおい……」 「私が、一笑にふすって思って嘘ついたらしい………」 「じゃー、光チャンが本気になったんで、 ……彼女、驚いたわけか……?」 「驚きはしないでしょうけど……。 計算の中に少しはあったはずだから……」 「フーン、分からんなぁ……何のために……」 「だって、そんな話聞かされたら、 こちらとしてはたとえ嘘でも少しは気になるでしょう……?」 「ウン、たとえ、冗談っていってもな。 それはそうだ……」 「ねっ、そうしたら、 私が、少しは彼を大切にするようになるかなって……、 思ったらしいのよ……」 「えっ? 光チャン……彼のこと、粗末にしてたか……?」 「まったくそんな事はないよ」 「……だろう……」 「ただ共働きだし、いわゆる翔んでる夫婦だったから……」 「人から見れば、彼を粗末にしているかのように 見えたってことか……? たとえば、角井田さんなんかからは……」 「ウン……、そういうことかな……。 ………彼ってねぇ、育児にも家事にも凄く協力的だったしね」 「彼女、近くで見てたんだ、……色々とな……。 確か……光チャンとは、正反対のタイプだよな……」 「昔風で……私とは全く、性格が反対だから……、 彼女にしてみりゃ嫌だったんじゃないかな……?」 「……憧れの男性が……粗末にされてるってかい……?」 「耐えられなかったんだって……、言ってた……らしい。 ……でも、要らぬお世話よ……ねぇ……」 「お前たち夫婦は、お互いに納得ずくなのになぁ………」 「私もこんな仕事でしょ……。 子育ても家事も、分担しなくちゃやってけなかったし………」 「噂じゃ、お前たちは『おしどり夫婦』って聞いてたぜ」 「そりゃー仲良かったよ。いつまでもアツアツだった……」 「そういう仲の良い所も、角井田さんは見てるんだろう?」 「もちろんよ、羨ましがる訳でもなく……淡々としてたわ」 「……ウーン、彼女って………、 なんだか恐い気もするなぁ……( 一一)」 「あの二人が昔付き合ってたなんて……、 ホント嘘みたいだった…………」 「……だろうよ。だから、プラトニックラブって………」 「イヤ!ただ……あれね……彼女が結婚しないのは……、 ちょっと……ね」 「……気にはなってたか……?」 「ウン、恋人もいなかったし………結婚しないしね……」 「彼女、何て言ってた……?」 「……ウーン……独身主義みたいなこと……言ってたかな」 「そんなのが、み~んな計算ってわけか?……結局」 「……かなぁ……。わかんないよ……。 10年以上だから……親戚みたいになっちゃって」 「………そんな娘だったか?元々……彼女」 「うーん…………。いつも、家に来るし……、 近所の目もあるからさ親戚の従姉妹って事にしてたよ」 「まさか、ダンナの昔の彼女って……言えないなぁ………」 「イヤ!まさか!ははははははははっ………ねぇ」 「しかしお前も、相変わらずサッパリしてるなぁ………」 「娘も、オバチャン、オバチャンてなついてね………フゥ」 「何だな……そういう意味では、お前……、 むしろ彼女を信じてたんだ……」 「私も忙しい時があって、彼女には随分助けて貰ったわ」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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