カテゴリ:生活の言葉に『手』が多い
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 生活の言葉に『手』が多い……面白い [6] ・ ・ ・ 「何時だったか……『手は、体の外に出た脳である』 という言葉を聞いたことがあるよ」 「そうそう、人間の手を“外部の脳”と言ったのは、 18世紀のドイツの大哲学者・カントらしいよ」 ・ ・ ・ 「へえー、ちゃんとした話なんだな……しかし君、詳しいな」 「うん、一応は勉強した。……受け売りだけどな……。 よって、手を活発に動かすと、 その刺激が脳の多くの部分に伝わるわけさ。 細かな手仕事に熟練した職人や、 脳の創造力と、手の描写力を駆使する画家などに、 長生きの人が多いのは、 手から脳への刺激が絶えず行われているからかもしれないね」 「分かった『手は脳だ』……ということで話しを進めよう。 さほど、違和感はないよ……(^。^)」 「うんそうだな……実際に手は脳の働きと深い関係があるから、 まっ、少しは興味深い記事になっていくかもしれないな。 ははははっ……」 ・ ・ ・ 「………………まっ、医学的な話は横において、 気楽な問答で進めようじゃないか。 『手』が、どれほど日本人の生活と密着しているかを 散策する旅に出ることにしよう」 ・ ・ ・ --------------------------------------------------------- 「ところで君の所の新人教育は、実務も教えるのか?」 「うん、説明はする……が、いきなりは無理だから、 具体的に実習するのは、仕事の前準備の段階だ」 「本務じゃなくて、事前準備の仕事の方が、 新人にとって覚えるのに『手ごろ』なテーマなんだな?」 「ああ、作業そのものはな……いたって単純だ。 しかし、本務に向けての準備だから、 必要なものはきっちり準備して、 本務に差しさわりがない様にしなけりゃならないから、 気は抜けない仕事なんだよ」 「なるほど……、作業の『手間』はさほどかからないが、 本工程に向けて『手違い』は絶対に許されないし、 まして『手抜き』なんて、ご法度なわけだ」 「そうそう、絶対に『手抜かり』無いようにしなけりゃならん。 あれ? ははははっ……、俺まではまったぞ。(^-^)」 「ふふふふっ……俺の『手筈』通りになってきたよ」 「えっ? お前、読んでいたのか? どういうことだ?」 「バカ! そう簡単に『手の内』を明かせるか……ふふふっ」 「…………(;一_一)」 「……当り前のことなんだよ。だって、お前だって日常的に、 『手広く』使っていることなんだから……な」 「ちょっと意識すると、凄いことになるなぁ。 ということは、我々にとって、手がどんなに大切かを、 語っているんだろうな……」 「銀行に行っても郵便局に行っても『手数料』を取られ、 役所に行きゃー『手続き』だらけだ。大企業のお偉いさんは 『手柄』ばっかり狙って汚い『手口』で不正を働く。 もう『手の打ちよう』も無い『手合い』がはびこって、 今の世の中、右も左も真っ暗闇じゃーござんせんか」 「ふふふっ……どこかで聞いたセリフやな。(#^.^#)」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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