カテゴリ:先輩・後輩が居酒屋で……
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆酒呑み雑談【13】本気の挑戦……その実態は? [中] <Renewal> ゆり「ねぇねぇ、先輩、セ・ン・パ・イ……!! さっきの話ね……、まさか……まさか、 休日もって言うんじゃないでしょうねぇー……?」 志時「ふふふっ……当然よ……。 ……まぁ休日は4~5時間の出勤だったけどな……」 ゆり「あちゃーー…………!!!(>。<)」 志時「なんせ……中途半端は嫌いだから…………な……俺は」 ゆり「……とは、言っても……ですねぇ……(゜-゜)」 志時「ははははっ……―――それでさぁ、結果、昼間の本務の 方もな、4勝6敗位のペースにはなってきたんだ……」 ゆり「ええっ? 昔の事を勉強するだけでそんなに変わるんですか? ……うそー!!」 シゲ「効果が上がってきたんですね。そうでしょうねぇ……。 ……それだけやったらね……。 調べられた過去の知識も重要でしょうが、 知識だけじゃなくて先輩がその資料とディスカッション したのが……意外と効を奏したんじゃないですかね……」 志時「うーーん……、シゲやん、鋭いなぁ……( ̄ー ̄)」 シゲ「………やっぱりそうですか……うーん」 ゆり「随分と痩せこけちゃったんでしょうねぇ……。 ガリガリに……そんな無理ばっかりして………」 志時「いやいや、元々が随分痩せてたからな……、 たいした事なかったよ。ははははっ………。 ――『いきさつ』や『土地勘』に類するものが、 仕事にとって結構大切だなって痛感した………。 特に革新的な実行案を提案していく時にな………」 シゲ「私も経験があります。 それと逆の言い方する人も居ることは居ますが……、 周りを真に納得させ、協力を求める時に、 極めて大切なんですよね………」 志時「そうそう、豊富な経験に根差した土臭くて鋭い反論が、 出て来るからな…………」 ゆり「へえー……?そうなんですか? ……だって、新しいアイデア出す時は、 現状にあまりとらわれない方が良いって、 よく聞きますけろね……」 シゲ「ハハン?……ケロネか?」 ゆり「ヤバイ!ちょっと回って来た……。 飲み過ぎかな……( ̄~ ̄)」 シゲ「ゆり、アイデアを出すだけでよければな……。 その方が有効な場合もある。 ただ、仕事となると実行して実効をあげなきゃならん からな……。ちょっとばかり厳しいんだ……」 ゆり「ジッコウして……ジッコウ……って何よ……? 分かりましぇ~~~ん (^o^)丿」 シゲ「実際に行なって、そして効果を出さなきゃ……な」 ゆり「そっか、フーン、けっこう難しいんだ……………」 志時「こういうことも言えるぞ。 過去に一切とらわれない斬新な考えアイデアであっても、 よく分析してみると、その原理原則は過去の人間の経験則 の中にほとんどあるってこと………。 人間の経験の積み重ねは大きい。 ……中国の故事に何かを求めたり、 戦国の武将の判断に何かを学んだり………」 ゆり「あっ、なるほろ………(~o~)」 シゲ「……そうなってくると先輩、 職場の同僚達の反応も変わったんじゃないですか?」 志時「いやいや、どうしてどうして相変わらずひどい噂でな。 陰口界のスター的存在になってたらしいよ。 ……ただこの頃から『体に気をつけろよ』って言って くれる先輩は……徐々にだけど……増えてきたね」 シゲ「そんなもんですかねぇ………」 ゆり「……? 陰口ばっかり言っといて………変なのォ」 シゲ「まぁ考えてみりゃー志時さんは、同僚の誰かを直接攻撃 した訳でも、傷つけた訳でもないし……ただ自分の戦い をしただけですからね…………」 志時「何でそこまでやるんだ? 体を壊したら元も子も無いぞって……。 体を壊したって、会社は面倒見てくれないぞってね。 ………けっこうマジに心配もしてくれたなぁ……。 ほんの一部の人だけどな……」 ゆり「変わってきたんだ。みんなも……奇人変人に対して」 志時「………俺の動きは周りの連中にとっては、 少々迷惑な話だったんだろうがな…………」 シゲ「何ですか……マイペースで、夢中でやってたら、 勝手に人の対応も変化してきたって訳ですか?」 志時「……うん。それだけじゃなく…………、 職場の会議での立場が完全に変わった。 10年以上いる人でも過去からのいきさつを、 きちんとロジカルに覚えているとは限らない訳だ………」 ゆり「ねぇ、ねぇ…………いきさつって、 そんなに大事なんですか……?」 シゲ「先輩の所は、設備投資や組織改革、要員合理化の仕事 だったから、特別そうだったんじゃないか? いきさつの中に含まれるロジックが、 ひとつの専門性なんだと思う。…………ねっ、先輩」 志時「そうそう、そんなもんだ。 ―――大体、テーマの結論は覚えていても、 どうしてそうなったか。 その上、どんな対抗案が並んでいたかなんて、 あんまり覚えちゃいないのよ、みんな……」 シゲ「まして、当時どんな議論がされたかなんて、 ほとんど覚えてませんよね……」 志時「うん、知っていたとしてもな、極めて曖昧だから、 頭に入れたばかりの俺には到底かなわない……」 シゲ「物事の結論を『点』として捉えるんじゃなくて、 そこに至るプロセスを含んで、立体的、構造的に理解した 時にひとつの改善改革案のヒントも出てくる というものですよね…………」 志時「うまい事をいうなぁ、シゲ。 そういうアプローチもけっこう効を奏する手法なんだ。 例えば過去に或るひとつの課を新設して、 新しい事に取組もうとした時だって、その是非や必然性に ついて本当に様々な議論がされている訳さ。 ………当然、反対意見も多くある。 それらの論議を踏まえてひとつの結論に到っているんだ。 ………当然な事だがな……」 シゲ「つまり『ひとつの課の新設』という結論は、 その時期の背景・状況と相関的関係にある訳ですね」 志時「そうそう、そういうことだ。 ニーズと相関している」 シゲ「そうでしょうね。 理由の無い結論なんて採用されないでしょからね……」 志時「ウン、全くその通りよ。 シゲんとこのビルの男子トイレの便器の数だってよ……、 ははははっ……飲んでる時に例えが悪いが……、 建設当時の色々な計算によって出されているはずだ。 ……なっ。 数そのものは広さとの関係も含めて、そのまんまコストに 直結するから………な。 ところが……ビル内の男子の人数が増えてしまって、 最近見てみろよ……休み時間につかえて、 並んでいるだろう……?」 シゲ「確かに………。 ははははっ……分かりやすい……」 ゆり「……わぁー臭い話……では、ちょっとトイレに……」 志時「おい、おい、ゆりちゃん、大丈夫か……?」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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