カテゴリ:先輩・後輩が居酒屋で……
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆酒呑み雑談【13】本気の挑戦……その実態は? [下] <Renewal> 志時「―――まあ、目の前の現実を再分析してみるとだな、 以前には退けられた意見の方がむしろ現実に適合する、 そんな状況に、周りが変化してきているということだって あるわけだ……なっ。 ―― そこで、よし、見直してみようってことにも なるのよ…………」 シゲ「そうか……、再検討に入るわけですね。 たいていの場合は、毎日習慣になってしまっている事って なかなか、疑問を抱かないものですよね………」 志時「一般的にそうだよな。 社員の約9割以上は保守的といって良いだろう……。 ……そして、それが盲点なんだ……。 保守的というのが言いすぎなら、分かり易く「連続的」 とでもいうかな……。まっとにかく、あまり変えずに 昨日~今日~明日と、決められた事を黙々と、淡々と 実行したいわけだ……」 シゲ「……たとえ、変化に感づいていても手をつけない。 そういうことって、多いなぁ……」 志時「うん……、放置の罪だが……誰も、まず咎めない」 シゲ「……放置の罪ですか……。うーーん……(-.-) 話を戻しますけど、せんぱ~~い!! その時の先輩って、まるで新人が急にベテランに化けた みたいだったんでしようね」 志時「うんそうだ………それに近いな。 変な話だけどさ……、着任半年にもならない俺によ、 課長が5年前の事なんかを尋ねるようになって……、 これはまぁ驚いたよ……ははははっ。 もちろん、大体答えられたけどな……。 …………まぁ、……でも妙な話だよな……」 シゲ「へえー……、滑稽ですね。……でも、事実なんだ」 志時「『経験ってのは関与した時間の長さだけじゃ無い』って ……しみじみ感じたよ。 たとえ経験、体験を積んでいたとしても、 その知識が体系的に整理し記憶されていて、 必要なときに適時に取出せるのでなければ……、 ほとんど何の意味も無いわけだ………」 シゲ「………なるほど、そうですね。 ……そう考えたら、過去からの知的財産が随分粗雑に 保管されて、再活用されていない事が多いなぁ……。 ……もったいない話だ……。自分の頭の中だって、 一緒のことかもしれないなぁ…………」 志時「うん、それは言えるぞ。 日本国中でかなりの無駄が出てるんじゃないか?」 シゲ「先輩……。大変だったと思うけど……、 若い時に良い経験されましたね……」 志時「まあな……。それで、ますます面白くなってなぁ。 帰りの時間が、毎日24時近くの最終列車に、 ギリギリ駆け込むようになってしまった……。 もちろん毎日だ。 ははははっ………。(^。^) …………しかし、なんかこう……充実感があったねぇ。 ははははっ……(^o^)」 シゲ「先輩……よくまあ、からだ壊さなかったですね……。 相当にタフだったんだ…………」 志時「気合い…かな……。それにな……楽しみもあるのよ」 シゲ「………?……楽しみ?」 志時「ああ……、大体、極秘書類の管理なんて、 けっこういい加減なものでさぁ……。 一般閲覧ファイルの中に人事関連の書類が、 色々と混じってファイルされたりしているわけよ」 シゲ「ええっ?…………まさか!」 志時「その、マサカがあるわけ……。 (-、・) 現役の課長や、係長自身の成績査定表の下書きやら 人事ローテーション計画のコピーやらが ヒョッコリ挟まってて…………。 もう………胸がドキドキよ」 シゲ「ええっ? まさか…………(゜_゜)」 志時「ウソみたいだろう? …………それが、あったのよ。 俺自身の異動の裏話のメモも出てきてね。 ……傑作なんだこれが。 何と、…………何とよ、 二年近く前の書類だったのよ……」 シゲ「じゃー、異動も突発的なものじゃなかったんですね」 志時「そういう事………になるな。……いや、マイッタネ」 シゲ「へえっー、それじゃまるで過去を探検しているような 気分だったでしょう……?」 志時「ウーン……、昔の優れた先輩達の、 かなりレベルの高い議論の記録に接してな、 ……ホント、鳥肌が立った事もあるよ…………」 シゲ「その時点では、会社では既に相当偉くなっている 人達でしょう?」 志時「そうそう……課長から部長クラス……。 流石に若い時から違うなぁって……そんな感じ……」 シゲ「視点というか……、切り口の違いなんですかね?」 志時「うんそうそう…………、まさにその通り、 企業運営を大所高所から見た論議が多かった。 それまでに、ほとんど経験した事のない世界だったな。 ………でさぁ、時折、夢中になり過ぎて、 最終列車に乗り遅れちゃってね。 ……そのまま、事務所で寝るようなことも 増えてきてな…………」 ゆり「あちゃーほとんど病気ですねぇ……ウィッ( ̄~ ̄)」 シゲ「ご家族は、何も言わなかったんですか?」 志時「なんかねぇ……こう………雰囲気で分かるのかねぇ。 こっちの決意のようなものが…………。 俺の居ない所では、親父をはじめ家族で色々と心配 してたらしいけど……、結局は何にも言わずに ほっといてくれたよ…………」 シゲ「今の時代だったら、離婚騒ぎでしょうね……(゜_゜)」 <続く>……酒呑み雑談【13】終わり 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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