カテゴリ:実践ビジネス力
◆
人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 人事評価の難しさ[上] 佐取「人事評価って、ホント難しいですねぇ……」 阿武「ええっ、何です突然。評価をやられる側よりする側に なりたいって……叫んでたくせに……」 佐取「まっ、それはまともな心理でしたが……」 阿武「いったい、どうしました………」 佐取「色々とありましてね……。 阿武さんに、ぜひアドバイスを頂きたいんです……」 阿武「ほう……佐取さんにしては、なかなかに神妙な顔ですね。 ……ふふふふっ……(~ー~)」 佐取「……ええ、……私、毎年の事なんですけどね……。 会社の人事査定の時期になりますと、 悩む事がありまして……」 阿武「ほう……管理職の悩みですね……どんな事でしょう?」 佐取「ええ……基本的には『人間が同じ人間を評価するという事 の根本的な難しさ』が、私の永遠の悩みなんですが……、 それに加えて、私が書かなければならない評価の文章に ついての悩みなんです……」 阿武「ん……?…文章?………デスか?」 佐取「ええ………」 阿武「……文章ねぇ……」 佐取「ただ……私は文章を書くこと自体は苦手ではありません。 まったくアレルギーもなくて……かえって文章は喜んで 書いてしまう方のタイプなんですが……………」 阿武「……ですよね。佐取さんって……書くこと好きですよね」 佐取「それがですね、こと『ビジネス文章』となると……、 話はまったく別です……」 阿武「……ほう……」 佐取「簡単明瞭に、そして形容詞や副詞をあまり使わずに、 淡々と事実を中心に書いていく……。 そんな何か味気ない文章を書くことが、 どうも……苦手なんですよ……」 阿武「……味気ない………なるほど……。 文章に『味』がある訳だ……ははははっ (^。^)」 佐取「そんな私ですから……、 部下を査定する文章の場合に悩むわけです。 ……特に高い評価をしてあげたい部下の場合など……、 悩みは深いんです」 阿武「…………」 佐取「私のその部下に対する気持ちを、 いかにして私より上の上司に伝えるか……。 どんな文章を書けば良いのか。……どんな表現を使えば、 会社つまり人事部門に伝わるのか……。 ……本当に悩みます」 阿武「佐取さん、それってね……、 人間として、とっても誠実な悩みだと思いますよ。 ……本質的には『評価の中身』が重要であるのは 当然ですが……、それを、上層部に伝えるのは文書に なりますからね……。どのように表現するかは……、 とても大切なことです」 佐取「ありがとうございます………。 例えばですね……以前のことですが……ある部下に対して 『突然休むこともまったく無く、極めて勤務態度は良好。 皆のリーダー的存在』等と、 あまりに淡々と書きすぎましてね。 上司から『こんな一般論では何も伝わってこないよ!』 と指摘され、何度も何度も書き直した事もあります……」 阿武「……ふふふっ……ははははっ……」 佐取「………阿武さん、こんな私に役立つ何か良いアドバイスは ありませんかね……?」 阿武「…」 佐取「……もしくは、参考になるような……、 心温まるっていうか誠意の伝わる、 ビジネス文章の見本みたいなものは、 どこかにありませんか……」 阿武「……フーム……(一_一)」 佐取「阿武さん、私は『昨夜の月が美しかったから、それを 表現する文章を書け!』等と言われた方が遥かに、 楽なんですよ……」 阿武「なるほどね……あなたらしい悩みですね。 ところで……、お尋ねしますが、あなたの会社では 部下の人達を評価する仕組みって、 どんな風になっているんですか……?」 佐取「はい、評価の種類は……、大きく二種類あります。 ひとつは能力評価です。これは昇格や役職昇進の人事に つながります。年に一度、たいてい年度末に行います。 今一つは、業務実績評価で、これはボーナス支給の査定に つながるものです……。こっちは年に二回やります……」 阿武「今、あなたが悩んでるのは、後者の方ですね……?」 佐取「……デス。業績評価について……です」 阿武「ある一定期間内についての、彼らの業務成果について、 良かったか……、悪かったか……、 或いは、その中間であったか……、 はたまた、超良かったか……最悪であったか……等を、 評価する事になるわけですかね……?」 佐取「……ええ……そして、5段階評価が、中心です…………」 阿武「あなたの場合は、直属の上司として自分の部下を、 直接評価するわけですから、当然、自分で観た主観が、 評価の中心になるわけです……。 だから……、当たり前のことなんですが、 他人の意見を聞いたりしないで、まずは……、 己で評価を下す事が重要になりますね……」 佐取「……そうですね」 阿武「一次評価者は、二次評価以上の上司から、そして 二次評価者も、三次評価以上の上司から、 その上も、その又上から、『評価能力を評価される』 そんな仕組みになっているはずですから、自らじっくり、 慎重に考えて評価を下す事が……まず大切でしょうね」 佐取「……自信を持って……ということですね」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[実践ビジネス力] カテゴリの最新記事
|
|