カテゴリ:実践ビジネス力
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 下情(かじょう)と下事(かじ) <Revival> 下情(かじょう)は 下事(かじ)と同じからず 人の君たる者は 下情(かじょう)には通ぜざる可(べ)からず 下事には……則ち必ずしも通ぜず 下情(かじょう)は下事(かじ)と同じではない。 人の上に立つ者(指導者)は下情に通じていなければならない。 ……が下事には必ずしも通じなくてもよい。 下情というのは下々の心情、人情風俗の状況である。 人の上に立つものはこれをよく知っていなければならない。 昔の君主が「民心を把握する」というのはこれである。 下事というのは下々の技術的な仕事のことである。 これは長たる者、必ずしも通じていなければならないという ものではない。 大臣や長官が計算器やタイプライターの打ち方まで 一々おぼえなくてもよい。しかし、民衆が何を考え、 何に苦しみ、何に悩み何を望んでいるかという下情に通じ なければ、本当の政治はできない。 政治ばかりではない。 官庁や、学校、会社でも、上に立つ者が下事に通じていても、 部下の不満や希望、その他、人心の幾微に通じないため 人々の協力が得られなくて、大事なことを行うことができない 場合がある。 江戸時代、信州松代藩の家老恩田大工(たくみ)や、 備中松山藩の家老山田方谷が、窮乏に陥った藩の財政を 建て直して、見事に行政改革を成功させたのは、 自ら率先垂範(そっせんすいはん)とともに、よく民心を 把握し下情に通じた改革であったからである。 【注】・君 ---天皇とか藩主とかと解しやすいが、 本来の字義よりすれば、「指導者」 と解すべきである。 ・下情 --下々の様子、民心、人情風俗。 ・下事 --下々のなすわざ。 ・必ずしも通ぜず---通じていなければならないという ものではない。 越川 春樹 著 人間学 佐藤一斎 言志録 より ------------------------------------------------------------------------------------------ ◆木戸俊彦さんのメルマガの中の『志言寺子屋』で 見つけたものを、ご了解を頂いて転載しました。(^。^) 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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