カテゴリ:成長に資する糧
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^-^◆ 二宮尊徳翁に学ぶ【3】 <Renewal> 先年、二宮尊徳翁の七代目子孫である中桐万里子氏の講演に 接する機会がありました。そして……とても感銘を受けました。 加えて、彼女の著作本が『幸福論』というタイトルだったので、 その場で購入しました。 以前から掲げている私のテーマ『皆で幸福になろう』に ピッタリと思ったわけです。 何かと善きヒントが得られればと……期待したわけです。 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 日常の生活を進める上でも、とても参考になる教えを、 中桐氏の講演と、本『幸福論』から頂きましたので、 お裾分けをしようと思い書き綴っています。 勿論、私の受け止め方ですから、独断に満ちている事は 言うまでもありません。(^。^) ==================================================== 【 目的か結果か 】 いにしえは 入るのが化して 出るとなる 今は入るのが 出るの根となる (道歌158) 中桐さんは書きました。 私は日々、いろんなことでうまくいかず落ち込んだり、 つまずいたり……を繰り返しています。 にもかかわらずたいていの場合、翌朝になると 「ま、仕方ない。私なりに精いっぱいがんばったんだから、 もういいや」 と開き直ってしまいます。 この歌を聞いたとき、そんな自分のあり方が明らかに なるような気がしました。 入ったものから「出る」を考える。 行動し百円が入った、さて何に使おう……と。 それが尊徳翁のいう「いにしえスタイル」。 他方、「出る」を先に考えてから次にその根となる 「入る」を計画する。 ××が欲しい、だから百円を手にする行動が必要だ……と。 それが「今スタイル」。 尊徳翁はよく 「勝とうと思うから負ける。 勝とうとしなければ負ける事もない」 とも語ります。 つまり行動にあらかじめの目的がない「いにしえスタイル」には 負けや失敗はないということです。 百円という結果なら百円を、十円なら十円を応じて使えば よいからです。 ところが「今スタイル」のように、 事前に百円という目的があるとき十円しか生まない行動は 「失敗」と呼ばれます。 尊徳翁は、基本としては「いにしえスタイル」を 提案しています。 ただただ「今、ここ」という自身の行動に集中し、 真摯に誠実に最善を尽くそう。 そのとき人は「望んで得る」のではなく、 「願わず譲られる」という形で何かを手にする。 目的があって行動するのじゃなく、あくまで行動が先。 行動が化けて結果が生まれるのだ……と。 --------------------------------------------------------- 目的を持った集団である企業では、この尊徳翁の教えは 受け入れがたいように感じます。 しかし、管理者ならいざ知らず、担当者のひとりひとりは 「自分は精一杯頑張ったんだからこれでいい」 という考え方を持っていた方が、いたずらに心を病むことも 少ないのではないかと思います。 KJ法でいうところの「楽観」「完全燃焼」にも 通じる気がします。 目的は、大切ですが、それだけでコントロールしていると、 心が病むということかもしれません。 仕事の与え方や管理の仕方について考えさせられる提案です。 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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