カテゴリ:成長に資する糧
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^-^◆ 二宮尊徳翁に学ぶ【4】 <Renewal> 先年、二宮尊徳翁の七代目子孫である中桐万里子氏の講演に 接する機会がありました。そして……とても感銘を受けました。 加えて、彼女の著作本が『幸福論』というタイトルだったので、 その場で購入しました。 以前から掲げている私のテーマ『皆で幸福になろう』に ピッタリと思ったわけです。 何かと善きヒントが得られればと……期待したわけです。 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 日常の生活を進める上でも、とても参考になる教えを、 中桐氏の講演と、本『幸福論』から頂きましたので、 お裾分けをしようと思い書き綴っています。 勿論、私の受け止め方ですから、独断に満ちている事は 言うまでもありません。(^。^) ==================================================== 【 困ったときほど現場に戻り、 その事態をまっすぐに眺めてみること。 すべてはそこから始まるというのが、 尊徳翁の体験だったのではないか 】 ナゾナゾには必ず答えがある。 翁はこう言われた。今日は冬至だ。夜の長いのは天命だ。 夜の長いのを嫌って短くしようとしても どうすることもできない。 これを天というのだ。 さてこの行燈の皿に油が一杯ある。 これもまた天命だ。 この一皿で、この長い夜を照らすには足りないが これまたどうにもならない。 ともに天命であるが、燈心を細くすれば、 夜半に消えるべき燈火も夜明けまで 持たせることができる。 これが人事を尽くさなければならない理由だ。 【夜話29】 中桐さんは書きました。 長い夜をもたらす冬至。 なのに、行燈には一皿の油しかない……。 私達がついつい問題だとか、困難だとか感じてしまう 多くの事は尊徳翁がいう「天」のできごとかもしれません。 どうすることもできないその事に、 不思議なほどこだわって気を重くしてしまう。 出会った相手の性格や発言。 生まれた時代の状況や社会の世相。 できごとが起きたタイミング。 与えられている役職や責任。 受けてしまった病気や体質などなど……。 自分ひとりの力ではどうにも動かせないことにこそ、 奇妙なほどに固執してしまうのです。 しかし、尊徳翁は驚くほど軽やかに 「それはどうにもならないこと」と言います。 しかもそこには一切のあきらめも、絶望もありません。 それは何より、彼がこれに続くアイデアを持っているからです。 「だったら行燈の芯を細くすればいいじゃないか!」と。 そのとき尊徳翁はニヤッと笑ったのではないでしょうか。 この笑いが大切……これが愉しいという事です。 どうにもならない事の中にたたずみ、 グルグルと思い悩み、嘆き悲しむ事。 これこそ一歩踏み出す力を奪い、 私達を泥沼にぶくぶくと沈めます。 だからこそ、尊徳翁は呼びかけるのです。 「どうしようもない」は、 行き止まりで生まれる溜息ではありません。 それはナゾナゾの始まりを意味し、 行き止まりに見えるその壁の向こうにはちゃんと 道が続いています。 尊徳翁は常にそのことを信じて 歩みを重ねた人物ではないかと思います。 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 12年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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