カテゴリ:考えさせられる話
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 高齢化社会は確実に足元に来ています 先日のこと、家の近くの停留所でバスを待っていました。 300mほど向こうに、バスの姿が見えたので、 皆が並び始めます。 ふと、見るとバスの方向から一人の老人が、 こちらに歩いてきています。バスを見ながら見ながらですから、 多分、このバスに乗る方でしょう。 足が悪い様で、杖を突いておられますが、 その杖を巧みに操りながら、かなりの速足です。 バスが着きまして、並んでいた列が消えました。 私は、この老人が気になっていたので、 最後にゆっくり乗りました。 あと、7~8mの所を必死の形相で、 こっちに向かっておられます。片手を挙げられたから、 まさしくこのバスに乗るおつもりの様です。 バスに乗って「もう、1名来られまーーーす」と、 運転手に声をかけました。 「ありがとうございます。承知しておりまーーす」と、 運転手の声。 バックミラーで、把握していたようです。 やっと、バスに着かれて、ご老人が乗車されました。 年の頃なら、80代後半でしょうか……。 息を切らせながら、それでもほっとした表情です。 発車…………しません。 運転手が老人に何か言っています。 耳が遠いのか、良く分からないようです……。 「乗車整理券をお取り下さい」 「えっ? なに?」 「乗車整理券をお取り下さい」 「えっ (゜_゜)」 「乗車整理券をお取り下さい」 「なんだ!!わからん!!」 聞こえないというよりも、乗るのに懸命で、 整理券の事を完全に失念されているようです。 整理券に近い所に座っていた中年の男性が、 整理券を取って、老人に渡しました。 「おっ、…………ああ、スマン……」 全てを、納得されたようで、座席へ…………。 「発車」運転手の声と共にバスが動き出しました。 暫くして、車内アナウンスで次のバス停が告げられましたが、 誰も、チャイムを押しません。……通過です。 その直後、座っておられた老人が立ち上がって、 運転席の方に歩いてゆこうとされているではありませんか。 けっこう、揺れているので極めて危ない行動ですが、 老人は、必死です。怒ったような口調で、 運転手に何か言われています。よく聞き取れません。 「危ないです。危ないですから、とにかく座って下さい」 ……と、運転手が繰り返しますが「停めろ!」と、 叫んで、前の降車口に行こうとされています。 極めて危ない行動です。バスは少しスピードを落とし、 「どうされたんですか?」「お・り・る!!!!!」 こんなやり取りです。 やっと呑み込めました。 このご老人、自分が行く方向とは逆方向のバスに、 乗られたようです。それも……必死で……。 次のバス停で、バスが止まりました。 料金箱に小銭を放り込んで、 その老人は、運転手に文句を言いながら降りて行きました。 乗客は、唖然としています。 運転手は、ほっとしています。 こんな間違い、普通では考えられません。 都会ならいざ知らず、一路線しかない田舎のバスです。 こんなことが起こるんですね。高齢のせいでなんでしょうか。 いずれ我が身という事でしょうね…………。 アクセルとブレーキを踏み間違える事のある時代です。 世は、正に高齢化社会に突入しています。(^_^;) 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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