カテゴリ:幸福について
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 幸福についてまじめに考えてみよう[12・最終章] 私は企業トップとして今回の調査で、 社員全体の幸福度レベルを、大まかに掴むことが出来たので、 今後は一定の期間をおいて調査をしようと考えています。 その間の様々な努力によって、 少しでも平均値を上げていけたら幸いです。 そして、何よりもそんな風に物事を考えていく企業体質に 育っていったらいいなと思っているのです……。 さて、基本に戻って、人は、いったいどうやって、 幸福を感じているのでしょうか? 以前にも登場願ったカナダの名門校 ブリティッシュ・コロンビア大学のエリザベス・ダン博士が いう幸運とは、 念願のマイホームを買った、宝くじが当たったなど、 自分の外側で起こる現象です。 多くの人が夢見る出来事ですが、 そのまま幸福感につながるわけではないと博士はいいます。 では、科学的な意味での幸福とはいったい何なのでしょうか? 慶應義塾大学大学院の システムデザイン・マネジメント研究科の前野隆司教授は、 ロボット工学の研究を行うかたわら、 人の心のしくみについての論文を発表してきました。 教授は言います。 「本質的には、人々は幸せになるべきだという考えが あると思います。どうすれば幸せになるかがわかると、 人々が幸せになるように振る舞って、 より幸せな社会が出来るんじゃないか。 その為に学者は色々な幸せ要因を研究している。 たとえば日本のGDPはどんどん伸びているんですね。 最近伸びてないと言っても、基本的には伸びています。 この30年間で5倍程度に伸びています。 それに対して、国民の幸福度というのは 1950年代から今まで、横ばいなんですよ。 ということはいくら経済成長しても、 幸せにならないのかもしれない。 では経済成長ではなくて何が幸せに寄与するのか? こういう疑問が強く持たれるように なってきたと思います。」 この教授の記事に触れて、 幸福度はどのようにして測るのだろう? という、疑問が強く湧いてきてこの研究になったのです。 幸福には、主観的幸福と客観的幸福があります。 客観的幸福というのは、 収入や治安など環境から計測しますね。 しかし、例えばお金があったからと言って 本当に幸せかどうかわかりませんね。 それに対して、主観的幸福というのは、 「あなたは幸せですか?」というアンケートに 答えて貰って計測し、それを統計的に処理するものです。 色々な尺度は存在しますが、 有名なものは、イリノイ大学名誉教授の エド・ディーナー博士はこの分野の先駆けであり 世界的な権威として知られています。 蓄積された膨大なアンケートデータが研究の礎となって、 考えだされたのが「人生満足尺度」というものです。 この方法に着目し、活用しようと考えて、 今回実施した幸福度調査となったわけです。 このテーマは、確かに難しいテーマです。 様々な意見や反論が可能なものでもあります。 しかし、それが重要なテーマである限り、 そして、社員の幸福が、社の創業の基礎理念である限り、 決して挑戦を怠るものではありません。 これからも、幸福のテーマを、 社員と一緒に追及していくつもりです。 周りの方々に少しでもご参考になれば幸いです。(^。^) ※ 長い期間のご愛読ありがとうございました。 <完> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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