カテゴリ:取り留めのない話
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 子供と …… 放置粗大ゴミ <Revival> 「アリガトさーん!」 と……、小学校一年生くらいの男の子。 「……さん、なんて付けないの。ありがとう……でしょう?」 とは……70歳前後の祖母らしいご婦人のたしなめる言葉。 客先からの帰り、手をつないで前を歩いていた二人の会話だ。 「うん…………ありがとう! (*^。^*)」 「そうそう、それでいいのよ……(^。^)」 嬉しそうな声のおばあさん。 話の詳細は分からないが……、日常の大切な……躾だ……。 「あの机が、気になるッちゃんね」 三つ角にさしかかった時、その子が指さして、 変に大人びた口調で言った。最近の子供は言葉が進んでいる。 「ああ……、誰が置いたんやろやろうね……こんな所に……」 見ると……角の石垣の所に壊れた大きな机が放置してある。 「誰が、置いたんかねぇ~~。気になるッちゃん……」 「誰かが、捨てたんと思うよ……おばあちゃんは……」 「こんな所に、捨てたらいかんやろうーー <`ヘ´>」 「……そうねぇ……いかんねぇ…… (ー_ー)」 「……おばあちゃん、捨てに行こう……ゴミ捨て場に……」 「……うっ……うん。……おばあちゃん、力弱いから……ね」 「僕が、手伝うから良いよ……ねぇ……」 「………何処に持っていくかねぇ……。重そうねぇ……」 「……重いかなぁ……」 「ゴミ捨て場……どこにあるんかねぇ……分からんし……」 「分からんねぇーーー」 「…………」 「おばあちゃん!……帰ってじいちゃんに来て貰おうか……」 「そうそう、そうそう……それが良いねぇ……」 「僕……この机が、気になっとるッちゃん……」 「はいはい、……分かりましたよ……はいはい……」 ふたりは、急ぎ足で立ち去って行った。 確かに捨ててある感じだが、こんな目につく所、 それも道の曲がり角に捨てる方も捨てる方だと……、 思ったが……。一人では、どうしようもない…………。 4、5軒先に見えている町内のお店にでも伝えておこうと思い 歩き出した時……軽トラックが、すぅーーと停まって…………、 ふたりの男性が「よいしょっ」っと机を積んで、 さっさと走って行ってしまった…………。 一時的に、置いてたんだろうか……? さっきの子は気になると言っていたから、 以前からあったのではないか……? 気付いた町内の世話役の人が、片付けに来たのだろうか……? 真意は分からずじまいだ…………未だに。 あの、小さな子の「あの机が、気になるッちゃんね」 という声が……何故か……今も……耳に残っている。 (^-^) 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ========================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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