カテゴリ:先輩・後輩が居酒屋で……
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 考え方は人それぞれ(良し悪しはその人が決める)[20] 先輩「色んな店も少しづつ営業を再開してきたな」 天崎「食事の店は、ほとんど開いてきましたね。 飲み屋さんは、今一かな?」 先輩「そうそう、この前カラオケ屋さんの前を通りかかったら、 大規模な工事をしていたよ……」 安村「どんな工事ですか?」 先輩「知ってる店だったんで中を見せて貰ったんだが、 収容人員は三割以下の感じだな。テーブルを離して、 スペースをゆったり取っていた……」 天崎「いわゆる『密閉』『密集』『密接』という三密の、 『密集』対策ですね『密接』の方はどうしていました?」 先輩「うん、大きなひとつのテーブルに、二人ずつ向かい合って 座るんだがな……。透明の間仕切りが天井から胸の中央の 高さ位まで吊り下げてあったよ。 あれなら歌っても飛沫が人にかかることはない……」 安村「歌う為のステージとか、無いんですか?」 先輩「あるある、歌手気分で歌えるんだよな。(^-^) これも、 透明のビニールで天井から仕切られていて、なんか、 テレビの大画面を見ているような見え方だったな……」 天崎「それで『密集』『密接』の対策は良いとして『密閉』が 難しいでしようね。極端に通気を良くすると音が外部に 洩れますからね……」 先輩「そうそう、悩んでたよマスターも……結局、数曲ごとに、 小休止を設けて換気タイムにすると言っていた……。 若干、客は白けるかもしれんが慣れなくっちゃな(^-^)」 安村「店も生計をたてなくっちゃいけないから必死ですよね。 今から色んな分野で色々な知恵が出てくるんでしょうね」 先輩「そうだな、この状況を受け入れ、受け止め、対処して いくんだ……人間はな。 さて、今日の設問と行こうかな。 ズバリ『一杯飲み屋・スナック』とは?」 天崎「ハイ!友人知人との交流の場でありまーーす。 本日は、先輩と交流中でありまーーす」 先輩「ははははっ……、まさにそうだな。 会社とは全く違う話題だな。よし天崎!もう一声いこう」 天崎「ハイ!ありがとうございます。 『心の憂さの捨てどころ』で、ありまーーーす」 先輩「また、古い言葉を使うなぁ。昔、歌の文句にあったよ。 『酒は涙か ため息か 心の憂さの 捨てどころ』てんだ」 天崎「ハイ! 愚痴、上司の悪口……何でもありです。(^O^)」 先輩「ははははっ……。安村も似たようなもんだな」 安村「はい、異論はありません……ただ……」 先輩「ん?……何かあるのか?」 天崎「ほらほら、安村がまた小理屈をこねるーー( ̄ー ̄)」 安村「職場では、まず会う事の無い諸先輩との交流の場でも あります。知り合って、色々と助けて頂いた先輩が 沢山おられます」 先輩「なるほど、確かにそういう側面はあるな。 ……よい勉強になる」 天崎「職場を離れてまで、勉強してたら息が詰まりますよー。 もう……(;一_一)」 安村「それから、もう一つ『ママさんが大切です』」 先輩「大切?」 安村「凄い話があるんです。長くなりますけど良いですか?」 先輩「いいよ、どんな話だ……?」 安村「東京の大手証券会社と3千万円以上の大取引をした事が あるんです。幾度となく、遥々東京まで通って、 売り込みをしました。お陰様で、ほぼ商談成立まで 漕ぎつけたんですが……、相手の常務さんが仰るには、 一度、ウチの会社を訪問したいという事なんです。 遥々、九州までお出で下さるというんです。そして、 それから、最終結論を出すという話でした」 先輩「まぁ、信用調査みたいなもんやろうな……」 安村「はい大きな物件ですし、九州迄わざわざ来て頂くので、 もう全社をあげて終日対応したものです。 常務さんは実に厳しい表情でしたので不安でしたね。 遠来のお客様なので、当然夜のご接待を提案しましたが、 固辞されましてね。 結局『明日、東京に戻るから、夕方に返事をする』 ということでホテルの方に引き上げて行かれました……」 天崎「安村、本題とずれてないか。 飲み屋の話だぞ……先輩の設問は」 安村「うん、スマンこれからだ。 もう次の日は気が気でなかったんですが……、夕方に、 電話が入りまして、結果『受注成立』だったんです」 先輩「うん、それで……」 安村「御礼を述べまして、上京のお約束を取ったんですが、 『安村さんの行き付けで歓待を受けましたよ』と 仰るではありませんか」 先輩「接待はして無いんだろう?」 安村「はい、話はこうです。 お二人でホテルに戻られてから夕食を済まされ二次会で、 ホテルから紹介されたスナックに行かれたんですね。 その店が、たまたま私達の行き付けの店だったんですよ」 先輩「お前……小倉でも飲んでたのか?」 安村「会社が八幡でしたからかなり離れていますが、 お客様から紹介頂いた店で、とても良い店だったので、 部下たちも連れて時々行ってたんですよ。その店に、 たまたまお客さんたちが立ち寄られたわけです」 天崎「その偶然って、凄すぎるよなー」 安村「常務が仰るには『二人で御社の事を話していたら、ママが その会社さん八幡ですか?っていうもんだから、 知ってるの……となって、まあ、それから、 御社とあなたの事を、べた褒めなんだよ。 若い社員も礼儀正しい、お金払いもきちんとしている、 他のお客からも評判が良い……云々と、べた褒めさ。 私も一度でいいからあのくらい褒められたいよ。 その場で受注を決めました。 やや、心配していたのはアフターフォローだったから、 ママの話を聞いて安心しましたからね…………』 という話なんです」 先輩「凄い偶然の話やな。お前、何か持ってるな―――」 安村「先輩、これが逆にですよ……。 ママに悪口を言われていたら……多分破断ですよね。 それなりの格のお店のママさんて、 お客からも信用されるんですね。従いまして、 『ママという当社の非常勤営業部長勧誘の場』と、 スナックを定義させて下さい。(^。^)」 先輩「ぷっ(^+ ^) そういうことか、分かった。 確かに俺の行き付けの小料理屋の女将も、大手の重役から 『夜の人事部長』と呼ばれていたよ。ははははっ……。 ふふふふっ…………( "^ ∇ ^" )」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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