カテゴリ:学び
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 平成から令和へ……新年号制定の話<上> 「『令和』になって1年半が近いが……大分慣れてきたな」 「そうですね。今年から、ちゃんと正月・大晦日のある年です」 「ははははっ……なるほど(^-^)元年が5月からだったからな? 今度も、平成と一緒で『令和おじさん』が総理になりそうだ」 「そうか……、前回は小渕さんでしたね……(^。^)」 「少し前のことになるが、宮内庁関連の仕事をされていた 81歳の方から新元号選びの体験談をお聞きするチャンスが あってな……」 「へぇー、そんな事があったんですか。 聞くところによると、かなり難しい作業なんでしょう?」 「うん……、そもそも元号ってのは、古代中国を起源とした 『年』につける称号なんだよな……。 日本では645年の『大化』に始まり『平成』まで続き、 そして『令和』になったんだ……」 「そうですね。延々と続いていますね。代々の天皇毎に……」 「それが、天皇一代につき一元号とする様になったのは、 実は、明治以降なんだよ……」 「えっ!!(゜_゜)そうなんですか?」 「うん、そして昭和52年に制定された『元号法』で、 きちんと法的に位置づけられたわけだ……」 「先輩、我々若い者の間では、元号と西暦がややこしくて、 元号不要論もけっこうあるんですよ」 「そうだな……講師も仰っていたよ。 一方、キリスト教国でもないのに西欧が使っているものを使う 必要があるか……という、根強い意見もある……と」 「なるほど……キリストの誕生を起源にしていますからね……」 「元号は、ひとつの区切りを作るので、新しい時代から心機一転 やっていこうという意味で良い事だ等という意見も強くて 西暦との併用で運用されているらしいよ……」 「なるほど『心機一転』か……分かるような気がします」 「さて、本論に入ろうかな……。 まず、何時頃から検討を始めるか? ……ということだが、 今上天皇のご年齢や健康状態を見て、 事前に検討を開始するそうだよ」 「えっ?そうなんですか?」 「勿論、秘密裏にだよ……。因みに『平成』の検討は、 ご崩御の4~5年前から始まったんだそうだよ。 まっ、事前に取り組みはするが、正式には陛下の崩御を受けて 政府が専門家に依頼し、正式に選定するという形がとられる為 案を提示した専門家が、正式選定の時点で存命である事が 条件となるわけだ……」 「なるほど、正式にはそうでしょうね。 今上天皇に失礼ですよね。そして、命名者が存命でないと、 事前検討がバレてしまいます……(^。^) ところで、誰に原案を依頼するんですか?」 「元号はね……これまで、中国の『四書五経』等を出典と してきた経緯があることは知っているよな?」 「……ハイ……。いつか……チラッと聞いたような……(^_^;)」 「従って、中国古典や、東洋史、それに漢学や国文学などの 専門家に原案を依頼するらしいね」 「相当、権威のある方に頼むんでしょうね……(^-^)」 「うん、その道の大家で文句のつけようのないという先生を 選ぶんだよ。その具体的な基準は学士院会員であったり、 文化功労者であったりという事……だな」 「選ばれた方々は、どんな基準で案を出されるんですかね?」 「そこの所は政府から最終選定の条件を公式に示すんだそうだ」 「けっこう複雑なんですか?」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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