カテゴリ:ロータリークラブ
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 四つのテストって何ですか?[上] 「ロータリークラブの方たちの会話の中に 『四つのテスト』という話しがよく出てくるんですが、 どんなものなんですか?」 「ああ、よく出てきますねぇ。 入会した折には額に入った立派な『四つのテスト』の額を 頂くんですよ。 つまり、 1.真実かどうか 2.みんなに公平か 3.好意と友情を深めるか 4.みんなの為になるかどうか という、標語でしてね。 ロータリーで云うところの職業奉仕のチェック標語のような ものなんです……(^-^)」 「先日から仰っている『職業を通じて社会に貢献する』という、 考え方なんですね」 「はい、そんなものです。 丁度良い機会だから『四つのテスト』の原文の歴史について、 少しお話ししましょうかね?」 「……(^-^; あのう……難しい話なんでしょう?」 「いえいえ、極めて常識的な話です。難しくはありませんよ」 「……そうですか。…………じゃー、お願いします」 「1920年代ですから。100年も前の話になります。 アメリカが大経済恐慌に見舞われた時にですね、 クラブ・アルミニューム社という会社が、 倒産寸前になりましてね。その再建を任されたのが、 シカゴロータリークラブのハーバート・テーラーという人 だったんですね……」 「その人は、そういう専門の仕事をされていたんですかね?」 「私もその辺りは詳しく知りませんが、 実業家で経営というものに長けていたんでしようね。 彼は考えました。 『再建には社員の心を結集する必要がある』とね……」 「なるほど……」 「その為には『正義こそが力の源である』事を認識し、 『正しさ』に基づいて行動する様にしようと、 考えたわけです」 「『正しい』ということは極めて常識的で、 共通の物差しになりますね。 面識のない人たちばかりの会社の立て直しですから、 賢明な判断ですね……そのテーラーさん……(^-^)」 「ええ、そこでね、社員が常に意識し、 即座に応用できる『標語』を作る事にしました。 何日かが過ぎて……、ある朝、彼の頭に浮かんだのが 『四つのテスト』だったんです。つまりは、 1.真実かどうか 2.みんなに公平か 3.好意と友情を深めるか 4.みんなの為になるかどうか 彼は、まず自分で実行し効果を確信しました」 「……まず、自分で……ですか。素晴らしい方ですね。(^-^)」 「次にですね、異なった宗教の信者である四つの部門長を集め、 この四ヵ条を示したんです。 『これは君達の宗教上の信条に反するか』と、問いますと、 全員が『反しない』と答えたわけ。 それで彼は、直ちに全社に発表して、実施に移したわけです。 多宗教の国らしい話でしょう……」 「はい、そうですね。でも、きちんとした話です……」 「そして彼は、この四つのテストの考えに沿って、 自社の全商品の誇大広告を禁止しました。 それから、広告に、商品の長所だけでなく短所も忠実に 述べる様にしたんです。 なかなかできないことですよね……」 「それらが経営にどう響いたんでしょう? 興味が湧きます」 「その後起こったある事件の話をしましょう……」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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