カテゴリ:実践ビジネス力
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 【ビジネスマン考】難解な昇進・昇格の仕組み [5] <Renewal> 阿武「……では、…………面白い話をしましょう。 34才の頃、私の生き方や仕事のやり方について、 まるで信仰するようなレベルで理解して評価してくれる 部長に出会いましてね。 なんと、一気に2階級特進しちゃったんですよ」 速生「にっ、2階級ですか?銅メダルが……金メダル! ……そんなの有りですか?」 ---------------------------------------------------------- 阿武「ははははっ、金メダルじゃありません。 せいぜいブリキメダルですよ。(^。^) でも、事実です。……すると、何が起こったか……。 かっての上司や、上に行った同僚・後輩の連中で、 今度は私の下になる人が出てきてしまったんですよ」 速生「逆転満塁ホームランですね。嬉しかったでしょう?」 阿武「いいえ、………特には……。 まっ、嬉しいというより……やりたい事がやりたい様に し易くなったな……と思って、気合は入りましたね。 特に、予算取りとか、古い例を改める事とかね……。 若干、前向きの緊張も走ったかな……」 速生「何故喜ばないんです!!長年待って、 やっと能力が認められたんじゃないですか? 無理していません?」 阿武「大きな権限を貰ったから俄然やる気は増しましたし、 身も引き締まりましたが……、正直いって、 嬉しいという感覚は無かったですね……。 たまたま、その時の私の能力と評価の物差しが、 運良く『マッチング』しただけの事なんですよ………。 皆が私より先に昇進していった夫々の時期も、 きっとそうであったんでしようね……。 ……俺の出番か……と思いました。 思えば……、丁度、会社の仕事の流れが全体に、 保守から革新に変わりつつある頃だったかな……」 速生「……………」 阿武「けっさくでしたよ。 その部長さんね……、私が喜ばないもんだから、 えらく怒っちゃいましてね。 救ったつもりだったのかなぁ~~。 上げてやったつもりだったのかなぁ……。 でも、そんなもんじゃないでしょう……? もちろん、感謝はしていましたよ。 チャンスを頂きましたからね。(^-^)」 速生「……そこまで割り切れますかね」 阿武「割り切る、割り切らないの問題じゃなくて、 人事は、決して自分で決められないという原則の問題 なんですよ。 これは自分が社長にならない限り、 脱出出来ない世界だと覚悟していましたからね。 ……感情的に、なったことは一度もありません。 感情的になりようがないんですよ。 原則が違うんですから……」 速生「でも、決める上司のヒイキみたいなものを感じたことも あるでしょう?」 阿武「そりゃーありますよ……。(゜_゜) でも、上司に好かれるのも、大した『能力』ですよ。 その上司は、私と彼が同等の力だと判断したら、例え、 私の方が若干、頭が出ていたとしても、使いやすい方を 抜擢するでしょう。……当たり前のことですよ。 でも、私はその上司に合わせる気がないんだから、 それ迄の事でしょう……」 速生「……でも、阿武さんの方が抜群に優れているとしたら?」 阿武「会社全体で見た場合は、残念ながら、 そうでもなかったんでしよう。 評価する側の上司だって、横の管理職や、 上司からチェックされてますからね。 ……でも結論が、それらを通過してるってことは、 評価側の団体チームとしての答えって事でしょう? 極端に変な人事は出来ませんよ ……ジタバタしたって仕方ないですよ………。 はははっ……(^。^)」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ========================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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