カテゴリ:実践ビジネス力
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 自由で愉快な職場に大輪の花が咲く【上】 <Revival> 「私事で恐縮ですが……。 ……ここでちょっと自分の話をさせて下さい……。 実を言いますとね、私の職場人生における終生の課題は 大きく二つなんです」 「ほう……ふたつ……ですか。 きちんと整理されているんですね……」 「ひとつは……、 『人と人の心をどうやって通い合わせるか?』 そして、今ひとつは、 『人の創造性をどうやって育むか?』 ……という事です」 「フーム……、和と創造……ですか……。 一体、何故それを課題にされたんですか……?」 「そうですねぇ……自分が、心地よく活き活きとした職場で 仕事をしたいから……ですかね……。 職場は仕事を愉しむ人たちの集団でなければならない……と、 思っています……」 「……うーん……素晴らしいですねぇ……そうあったら(-.-)」 「……でしょう!!(^。^) 実は、ちょっと違うようにも見えるこの二つのテーマには、 深~~い関連性がありましてね……」 「……といいますと……?」 「……様々な職場というか、現場での創造的な活動を通じて、 人の心が通い合う側面があると感じるんです……」 「…………?」 「……たとえばですね……。身近な例をあげてみましょう。 親子で一生懸命に竹とんぼを手作りしているとします。 一回でちゃんと飛べば良いのですが……、 なかなかうまく空中に舞い上がりません……」 「はい、私も経験ありますが、あれはけっこう全体のバランス と浮力を生む角度の付け方が、難しいですよ……」 「……ですよね。 竹とんぼを作るのって、そう優しくはない。 ……だから、一生懸命知恵を絞ります……。 親は親なりに自分の経験の限りを尽くしてナイフを入れます。 また一方、子供は子供なりにアレコレと考えて削っていくわけ ですが……それでも……それでも、なかなかうまく飛んでは くれません。 ……なかば、イライラもしながら、それでも、ふたりは懸命に 何とか作り上げようと努力を尽くします。 考えに考えるわけです。 首をひねるわけです。 悩むわけです。 ……やがて……、 時間の経過と共に、飛び方もだんだん良くなってきて……、 或る閃きに見舞われて……。…………そして、 ……ついには、空高く舞い上がり、ヒューンヒューンと 空中を回遊するのです。 思わず、親子は『やった!』と叫んでハイタッチをします。 子供は飛び上がります……感動の瞬間に目と目が合います。 にっこり笑う笑顔……。その瞬間に親子は心がひとつになった のを無意識に感じるのです。 ……このように、創造的な活動を共に行なうと、 心の一体感を味わえるチャンスが多いのです」 「うーん…………ナルホド……」 「また逆も言えます。 人の心と心が通い合いますと、疑惑がなくなり、互いに遠慮も 要らなくなります。 既成概念を振り回すという事も不必要です。 あらゆる面で、素直に意志を通じ合わせることが できるからです……。 先入観や、思い込みについても、自由に指摘しあう雰囲気が 出来て、いたずらに、ひとつの考えに固執するという面も、 少なくなり、自由闊達に物事が考えられるようになります」 「…………!」 「そこから創造的な思考や活動も、より活発になって くるわけです。 『人と人の心をどうやって通い合わせるか?』 『人の創造性をどうやって育むか?』という、 このふたつのテーマは縁深く連動していると思います。 私は、それを職場で追求したいのです。 ……言い換えれば、知的にも、情的にも、自由闊達で愉快な 職場を実現したいのです……」 「えっ……愉快?……ですって?……職場がですか? うーん…………・・・・。( ̄~ ̄) 職場は常に厳しいものと考えてきましたから……、 なんかこうピンときませんね…(ー_ー)」 「自由な感覚と、愉快な気持ちこそが、 リラックスした心の状態を生みだすのです……」 「確かにリラックスも大切かもしれませんが………、 緊張感も必要なのではないでしょうか……?」 「そうでしようか? むしろ無用な緊張は不要だと思います。 ……集中力があれば十分でしょう……」 「うーん……そうかなぁ……でも、適度な緊張感は集中力を 高めるという面があるでしょう………?」 「確かに、そのように云われるることがよくありますね……。 ……かもしれない……。 かもしれませんが…………リラックスした状態だって、 ぶ厚い集中力を高めます」 「…………ぶ厚い?……? 何です? それ……」 「そうです……硬くて一点集中的な型ではなく、 ソフトで幅広い……そして、変化に強い集中力です。 ………注意力も兼ね備えた集中力です」 「…………!」 「武術の世界で『自然体』という言葉がありますが、 これに近い……かもしれません」 「そんな職場って、現実に存在しますかねぇ……この世の中に。 果たして、自由闊達とか愉快とかで統率が取れるかなぁ?」 「それは逆です。 ……むしろ、無理な統率は要りません……。 参画意識が職場にまん延していますから……」 「………参画……ですか? ピンとこないなぁ……。 でも、実際の体験に基づいて話されているんですよね……」 「これまで話してきた事は、私の職場人生での究極の目的です。 実態はと言えば、はっきり言って、これまで満足できるような 職場に長期間所属した事は、一度もありません……。 しかし……数年という短期間であれば、 確かに……そんな職場も体験したことがあります……」 「それで、果たして、業務成果に結びついたのでしょうか?」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ==================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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