カテゴリ:人を育てる
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ "育つ意欲" "育てる決意" 共に本気でなくちゃ【下】 <Renewal> 「愛があれば、そんなに難しいことではありません。 出来なければ『育てる』等という言葉を使ってはいけません」 「!!厳しいな――。……愛……か……」 「さてここで、私の好きなある言葉をお伝えしましょう……」 「どなたの言葉なんですか……?」 ---------------------------------------------------------- 「安川電機の創業者松本敬一郎さんの三男で、 安川家の嗣子となられた安川清三郎さんの言葉です」 「あまり聞いたことの無いお名前ですが…………」 「彼は明治専門学校(現在の九州工業大学)を創設した、 父敬一郎・兄健次郎を良く支えて明治専門学校の 発展に寄与されたんですよ……」 「そうなんですか……知りませんでした……」 「創業者と異なってあまり表に出ることはなかったようですが、 私立時代は5人の協議員の一人として、 官立時代は商議員として、 その温容な人柄は学生達に深く慕われた……と、 伝えられています。(^-^)」 「……北九州の話ですね。……で……?」 「……はい。 『誠に触れると人間は感動する。 そこに人間としての働きの出発点がある。 この誠に触れて感動する人間の美点を、 強く育て上げるのが教育の目的である。 この意味からして教える者の誠、 教へを受ける者の感動こそ教育の全部と 申して宣しいと思う』 という言葉です。素敵でしょう……」 「…………!!!」 「……或るひとりの若者の成長について、 周りの沢山の人達が喧々諤々の議論をするような風土が、 とても大切でしょうね。 昔は、よくありましたよ。呑みながらやってました。(^。^)」 「皆で、良き後輩を育てようという気風があったんですね……」 「先ほどから、私が話している三つの要素がうまく機能した時、 楽しくなる位、人は成長します。 何度となく、目の当たりにしてきましたし、 体験もしてきましたよ」 「『自己努力』と……、 『適性にあった職場』……、 『連続的動機付け』…………デスカ」 「新たに職場を変わった人の場合、 三つ目の要素が特に大切なケースとなります。 新しい実務の指導と加えて、極めて重要なアプローチだと 思っています……」 「これって、まずは、上位の者が意識しなければなりませんね。 しかし、動機付けと一口に言っても、本人の望ましい姿と、 本人の現在のレベルの差を埋める方向での行為ですから、 当然の事ながら『望ましい姿』が、しっかりと整理されて いなければなりません……ね……難しいなぁ……」 「……良い指摘です。(^-^) 能力を高める方法としては、只やみくもに彼らに色々なものを 与えるのではなく、目標をきちんと設定して、 その目標との差を埋めていくというアプローチが、 極めて効果的ですね」 「……うーん…………(一_一)」 「企業内では仕事のニーズに応じて、 様々な人事ローテーションが行なわれますね。異動です。 私が最近最も心配していることは、 現場が当人の育成を計画性を持って本気で考えているかと いうことなんです」 「うーん、大事な事と思いますが……考えているかなぁ……」 「人を受け止めた新しい職場の上司が真剣にとらえれば、 当然異動以前の職場の上司にも、ヒヤリングしなければ、 分かりにくい面もあろうと思います。 人は、人をそう容易には理解できませんからね……」 「現場は、育てる……というより、 上手に使うという意識が強いですね……。 これでは次世代につながっていきませんね……」 「これは深くて手ごわい、いわば、永遠のテーマです。 共に、真剣に研究していきましよう……」 <完> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 =========================================================-- ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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