カテゴリ:ロータリークラブ
◆
人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 日本人の職業倫理観[1] 【前回】ロータリークラブに入会したその訳[6・完] 「会長、明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願い致します。(^-^)」 「あっどうも、明けましておめでとうございます。 こちらこそ、よろしくお願いします……(^。^)」 「昨年から、ロータリークラブの基本的なお話や会長ご自身と、 ロータリーの関係等のお話を、色々聞かせて頂いたんですが、 ほとんどの話に『職業奉仕』の概念が入ってきますよね。 これは、我が国特有の事なんですか?」 「ああ、なるほど……確かにそうですね。 ロータリーの『職業奉仕』の概念は、先日も話しましたが、 1910年頃のアメリカで提唱されたんですよ」 「はい、シェルドンという人が提唱したんですね……」 「そうです。実はね、その1910年よりも100年以上前から 職業倫理観が日本にはあったんですよ。 そういった民族の素地のようなものがあるもんですから、 『職業奉仕』の理念を日本が特に大切にしているんだと、 思っています」 「そうなんですね。 もう少し詳しく教えて下さい」 「琵琶湖の辺りで商売をしていた近江商人と言われる人たちの 間には、1700年代から 「売り手よし、買い手よし、世間よし」三方よしという、 商取引の倫理観がありました」 「あっ、なるほど……その話は聞いたことがあります」 「詳しく話すと、かなり長い話になりますから、 少し勉強して頂くとして、簡単に例を挙げますと、 その他にも、1730年頃に石田梅岩(いしだ ばいがん ) という人が、 『誠の商人は、先も立ち、われも立つことを思うなり』 『二重の利を取り、甘き毒を喰ひ、自死するやうなこと 多かるべし』と言って、商人の倫理観を説いています」 「江戸時代の商人は、偉かったんですね……」 「時代劇等では、悪徳商人ばかりが取り上げられていますがね。 ……『義』を重んずる商人たちも沢山いたんですよ。(^。^)」 「はい、分かります……」 「それから……商人ではありませんが、1820年頃の、 二宮尊徳の報徳仕法(ほうとくしほう)も、同様な思想で 理解されています。 報徳仕法即ち『正直、勤勉、倹約、親切』ですが……」 「あの、銅像で有名な『二宮金次郎』ですよね。 そうなんですか……。知りませんでした」 「昔は、どこの小学校にもあった銅像ですが…………、 ちょっとここで、クイズと行きましょうか。 『二宮金次郎少年の銅像』は何を教えていると思いますか?」 「あの、マキを背負って本を読んでいる像でしょう。 寸暇を惜しんで本を読む、つまり勉強する事の大切さを、 示唆しているのではないですか……」 「ええ、私も実はずっとそんな風に解釈してたんですよ……」 「えっ?違うんですか?」 「二宮尊徳翁の七代目子孫である中桐万里子氏の講演を、 聞いたことがあるんですが、真実は違うようです。 もちろん、その様な意味もある事はあるのですがね、 それは三番目だそうです」 「えっ?学問よりも大切なものですか?なんだろう……?」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ロータリークラブ] カテゴリの最新記事
|
|