カテゴリ:先輩・後輩が居酒屋で……
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 考え方は人それぞれ(良し悪しはその人が決める)[52] 【前回】考え方は人それぞれ(良し悪しはその人が決める)[51] ■ 企業における「権限」シリーズ<1> ■ 先輩「君達も管理職だから、会社内での『権限』について、 感じる事も多いと思うが……その辺りを聞きたい……」 天崎「トップとの懇談会の席で、いつも言われるんですよね」 先輩「ほう、どういう事だ……」 天崎「『課長と云えばそのまま幹部候補生だ。 我が社は、君たち若い世代に大いに期待している。 責任を持って考え行動しなさい、大いに期待している』 ……ってな調子です。(^_^;)」 先輩「ほう……社のトップから期待されてるってことは、 嬉しい事じゃないか?……なぁ、安村」 安村「ええ、まあ(^-^)」 天崎「先輩、ところがどっこい……なんですよ。(-.-) そんな風に格好よく言われましても、我々には大きな 責任を持つほどの権限が与えられてないんです……。 権限が無いということは指示命令も出来ないし……、 真の大きな仕事はできる訳がないんですよ……」 先輩「なるほど……権限が無いと仕事ができないと言うんだな」 天崎「そうです……自分で決められないんですから……。 ねっ先輩、当然の事でしょう?」 先輩「ふふふふっ、早い話が、そんな期待をするくらいなら、 部長くらいには昇進させてくれってことかな……(^。^)」 天崎「またまた先輩……、そこまでは言っていませんよ。 まだまだ我々のレベルの年齢キャリアでは、 部長職は到底無理な事くらいは自覚しています……」 先輩「天崎らしくもない。えらい謙虚だな。 一体どういうことなんだ?」 天崎「実際の権限を持たない私たちに、若いからといって、 そんな大きな期待をかけられても、無理な相談ですと 言っているのです……」 先輩「……ふーーん。部長にしてくれに聞こえるがな……。 ふふふふっ……、安村はどうだ? トップとの会合にはお前も出席してるんだろう……?」 安村「はい…………。 例えば極めて重要な課題があってですね、 その結果が社内で責任問題に発展しそうな件については、 確かに、天崎の言う通りかもしれないと思うんです」 先輩「うん、権限を持った人間が責任もって決断したり、 指示したりしなければならない……だろうな……」 天崎「そうですそういう事です。さすが先輩分かっていますね。 私達には権限が無いからそんな場合……動けないんです。 あまり大きな期待をかけられても困るんです……」 安村「……先輩、いいですか……? 実は、真に現場で仕事を動かしているのは、 大半が権限ではないんですよ。トップはこの辺りの事を、 仰っているんだと解釈しています……」 先輩「ほう……面白い解釈だな……」 天崎「……なに?<`ヘ´>じゃー何だというんだ? 仕事を動かしているのは?」 安村「論理性、つまり誰から見ても筋が通っているという事、 専門性、これは専門の知識に裏付けられているという事、 或いは経験に裏打ちされた意見、それに熱意などが、 物事の決定に強く働いていると思います……」 天崎「また……安村が難しい事を言いだした……」 先輩「うーーん、一理あるなぁ……。上層部は権限を持っている とは言っても、内容についてオールマイティの天才では ないからなーーー」 安村「先輩、言われる通りだと思います。 たとえ権限があるからと言っても、論理的におかしい事を 言ったり、専門的に見て間違ったことを言っても、 部下は納得しないし、ついて来ません。 担当者だって優秀だし仕事に対する責任感が強いんです」 天崎「安村……それは、ちょっと納得いかんなぁ……。 部下とは常に上司には従うものじゃないのか? そこを譲っていると、職場の秩序が乱れてしまう……」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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