カテゴリ:ロータリークラブ
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 『二宮尊徳』とロータリークラブ<上> 【前回】『四つのテスト』の身近さと奥深さ<下> 「会長、こんにちは。 実は、以前少し話して頂いた二宮尊徳が気になって おりまして……」 「こんにちは、ほう……、どのようなことでしょうか?」 「はい、最も興味があるのは、国際ロータリーが、 シカゴで発足する約100年も前に似たような思想を、 二宮尊徳が持っていたという事です。 日本人として……凄い事だと感じました」 「なるほど……、貴方はホントに良いところに着眼される。 そして、勉強されようとする。……いいですね。(^。^) その姿勢は、いつまでも持ち続けて欲しいものです。 では、私の知ってる範囲で、二宮尊徳の話を致しましょう」 「(^-^) 是非、よろしくお願いします」 「二宮尊徳は、 『人の為に善を尽す事が、やがて、自らを利する事になる』と 言っているのはご存知ですね 「はい、存じております。(^-^)」 ロータリークラブ創設者ポールハリス(左から2番目) 「これはロータリーのモットー である、 “He profits most who serves best” <最もよく奉仕する者、最も多く報いられる>と、 全く同じ意味ですね。そしてあなたが言われたように、 まさに国際ロータリー発足の100年前の言葉でもあります。 これに関し、二宮尊徳は幾つかのたとえ話を残しております」 「たとえ話ですか……是非、聞かせて下さい。お願いします」 「有名なのは『湯船の諭し』です。 尊徳の弟子のひとりが、箱根の湯本に温泉を持っていました。 お金持ちだったんでしょうかねぇ。(^-^) 尊徳がある日、この弟子と共に温泉につかり、 湯桁に腰をかけながら教えた話です」 「温泉の中とは、ホントにリラックスした環境ですね。(^-^)」 二 宮 尊 徳 「……ですね。(^。^) 『世の中には、お前たちのように物持ちでありながら、 十分であることを知らずに、あくまでも利をむさぼり、 不足を唱えるものがいる……』と切り出しました」 「うわー、いきなり弟子にとっては厳しい言葉ですね」」 「そして、続けました。 『恰も、大人が湯の中に立って屈まないで、湯を肩にかけて、 “ 湯船が甚だ浅い。膝にも達しない”とつぶやき、 罵しるようなものだ。 もし、お湯をその望みのように深くすればどうなるか。 小人・童子は入浴できなかろう。 これは湯船が浅いのではなくて、自分が屈まないのが 間違いなのだ。 世間で富者が不足を唱えるのはこの例えと何処が違おうか。 分限を守らなければ、千万石ありとて不足に感ずることで あろう』と……」 「なるほど、含蓄のある例えですね。富や権力を手にすると、 陥りやすい過ちでもありますね……」 「そうですね。 現代の世の中でも、このような人は少なく無いですね……。 果てには、法を犯してしまう例も出ていますね……。 また、尊徳はこういう風にも論したんですよ。 少し長いから区切って話しましょう。(^。^)」 「はいよろしくお願いします。(^-^)」 「『湯に入って、お湯を手で己れの方に掻けば、 湯は我が方へ来るようだが、すぐ向うへ戻ってしまう。 反対に、向うへ手で押しやれば、やがてわが方へ流れ帰る。 少し押せば少し帰るし、強く押せば強く帰る。 これが【天理】というものである』」 「俗っぽい話で申し訳ありませんが、まだ良く湧いていない 風呂に入った時に体験しました。向こう側の熱い湯を かき寄せるよりは、手前のお湯を向こうへ押しやった方が、 熱い湯がこちらに来るんです……(^-^)」 「ははははっ……、『物理』の世界ですね。 尊徳は【天理】と言って諭しに使いました。(^。^) 続き……行きますよ。 『夫れ、仁といい、義というは、向うへ押す時の姿なり。 わが方へかく時は、不仁となり、不義となる。 人体の組み立てを看よ。 人の手は、我が方へかくことができるが、 同時に向うの方へも、押せるように出来ておる。 これ人道の元なり。 鳥獣は然らず。わが方へ取り込むのみ。 人たるもの、先方へ手を向けて、他人のために向うへ 押すことを忘れるは人にして人に非ず、すなわち禽獣なり』 「キンジュウ……と言うのは?」 「禽獣(きんじゅう)は、鳥と獣、鳥獣のことですね。 『禽獣にも劣る行い』などと使いますね」 「『手』の話は含蓄がありますね。動物で前足が手になったのは 人と猿くらいですからね。手は『手を差し伸べる』『手厚く』 『手心』などと、人の心の様相を表す言葉が多いですね……」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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