カテゴリ:ロータリークラブ
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 『二宮尊徳』とロータリークラブ<下> 【前回】『二宮尊徳』とロータリークラブ<上> 「『手』は他に『手の内』『手を抜く』など、確かに心の様相に 近い表現が多いですね。手手流石ですね。 色々と巾広く考えておられる。(^。^) では、最後のところに参りましょう。 『あに恥しからざらんや。ただに恥しきのみならず。 天理に背くが故に、終には滅亡す。 我、常に奪うは益なく、譲るに益あり。 よくよく玩味すべし』と、弟子を諭したということです」 「『常に奪うは益なく、譲るに益あり』とは……凄いですね。 ポイントは『常に……』なんですね…………(一_一) 『与えよさらば、与えられん』を思い出しました。 ……『Give & Take』です」 「(-.-)……実はね。実は、その『Give & Take』 という考え方は昔からあるんですが、尊徳は、 一般に流布されているこれのイメージはダメと説いています」 「えっ!(゜_゜) 二宮尊徳の考え方には合致していると 思いますが……?」 「『与える』という考え方が違うと言っています……尊徳は。 生まれてきたこと、 ここまで育ってきたこと、 この社会に存在していることそのことが、 『命』を初めとして、既にあらゆるものを、 与えられているのだから、 まず、それらに対する恩返しから始まると考えました」 「……!!! (゜_゜)」 「なにごとも……全てそこが出発点なんだと……。 与えるのではない、お返しするのだと……。 ……説いています」 「会長、眼から鱗です。それが『報徳』なんですね」 「そうです!尊徳翁が唱えられた報徳精神です。 よく気付かれました。(^。^) つまりは、受けた徳に報いる思想です。 この思想に基づく行動は『ありがとう』に始まり 『ありがとう』に終わります……」 「確かに、与えるという言葉を尊徳は使っていませんね。 『人のために善を尽す』、『譲る』といった言葉で、 語っていますね。 うーーん、勉強になります」 「尊徳が言うように、感謝から始まる行動は争い事を 起こしません。起こすはずもありませんね。 ここで設問です。 『ありがとう』の反対語は何だと思いますか?」 「ありがとうの反対語ですね……えっ?……えっ! いやーー感謝の言葉ですからね。スミマセン……。 えーーーーと…………」 「『当たり前』ですね。 『有り難し』つまり滅多に無いの反対語ですね。 何をして貰っても当たり前と考える人は、 人との摩擦から逃れる事が出来ないんじゃないでしょうかね」 「…………ハイ」 「ありがとうと共に『お陰さま』『お互い様』『おもてなし』 『思いやり』……など『お』も大切になりますね……」 二宮尊徳7代目孫中桐万里子氏 「確かに……『当たり前』……ですね……。(^-^) これらのお話しは、仕事先との折衝に於いても、 とても大切な事と感じました」 「本当に一切の争い事を起こさなかった尊徳だからこそ、 600以上の村の再建に成功したのです。 数えきれない人々を飢え死にから救いました。 救うという仕事も、救われる人たちとの人間関係が大切です。 助けてやるという思想では、摩擦も起こるでしょう。 改善という仕事をさせて頂く喜びにあふれていたからこそ、 皆に受け入れられ、多くの協力も得られたのでしょうね。 ホントに凄い教えだと思います」 「ロータリーの奉仕の精神にも通じるものですね。 というか、あらゆるものの基本なんでしょうね」 「限られた時間ですから、 ほんの一部しかお話しできませんでしたが、 尊徳の思想の一端をご理解いただければ幸いです」 「会長、今日も善き話をありがとうございました。 今後、自分なりに文献を調べてみたいと思います……。 ありがとうございました」 <続く> 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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