カテゴリ:大切な言葉
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ ビジネス現場での敬語の乱れを考える<3> ビジネス現場での敬語の乱れを考える<2> 「ほぼ、誰も知らないと思うけど……、実は2007年の 文化審議会国語分科会の答申によって、 敬語は次の5種類に分類されるようになったんだよ……」 「文化審議会?国語分科会?……なんか難しいなーー」 「ちょっと堅い話だが、 文部科学大臣や文化庁長官の諮問に応じて、 国語……日本語と云っても良いかな、それらの改善、 或いは普及に関連する事柄を調査したり審議したりするんだ」 「分かった分かった……で?(^_^;)」 「うん、……で、その5種類というのが、 『尊敬語』 『謙譲語-1』 『謙譲語-2(丁重語)』 『丁寧語』 『美化語』 ……と分類された……」 「尊敬語というのは『いらっしゃる』『おっしゃる』『なさる』 といった、相手を敬った言い方だな……」 「そうそう『お使いになる』とか『お忙しい』なんかもあるな。 相手を敬う言葉であって、動作とか状態とか事物などを、 高めて言い表すんだよ」 「うん、これは一般に分かりやすい話だな……。 次の、『謙譲語-1』『謙譲語-2』というのは……?」 「うん、まず『謙譲語-1』の方だが……、 『伺う』『申し上げる』『差し上げる』などのように、 相手を直接敬うために、相手を立てる言葉使いだ……」 「『お目にかかる』なども、この部類だな。 うん、分かる分かる……」 「さて『謙譲語II(丁重語)』の方にいこうかな。 自分の行為やものごとを謙虚に伝える言葉のことだ……。 丁重に伝えるわけだ……」 「自分に関することだな……。 『参ります』とか『申しあげます』といった類だな……」 「そうそう、『いたします』『おります』とかもあるな……。 また、自分の事を『小生』と言ったり、書いた書物を『拙著』 などと言ったりするよな。 『謙譲語-1』は『立てる相手がいる』のに対して、 『謙譲語II(丁重語)』には『立てる相手がいない』という 違いがあるのは……分かるな……」 「なるほどそういう意味で分類されているのか?分かった……」 「さて、『丁寧語』……これは、分かりやすいよな。(^-^) 聞き手に対して丁寧に表現する言葉のことで……、 『です』『ます』『ございます』などがこれだ……」 「なるほど、なるほど……聞いてみれば、全く当然の話だな。 ……最後の『美化語』ってのは『御』の字みたいな事かな?」 「そうそう、ものごとを美化して話す言葉のこと。 『お酒』『お料理』『ご祝儀』等々、沢山使い分けているな」 「国の審議会とか、分科会とかいうから、構えて聞いたが、 至極、当たり前の話だったな。ははははっ……(^。^)」 「ただ、問題は使い方なんだよな。 敬語を知っていたとしても、正しい訓練を受ける場が、 とても少ないから、正確に使うのはかなり難しい面がある。 それなりに経験を積んだビジネスのプロでも、細かい部分で、 間違った使い方を覚えている可能性があるんだよ……」 「ウン、そうかもしれんなーー。 じゃー、次回は『間違いやすい敬語チェック』ということで、 頼むよ。(^。^)」 「了解!! (^-^)」 <続く> ※ 出典:PHP通信ゼミナール 『正しくきれいな話し方・書き方』のテキスト 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ========================================================= ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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