|
|
|
2021/07/14
カテゴリ：カテゴリ未分類
◆
 人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。  にほんブログ村^-^◆ 強面(こわもて)の課長の変身＜２＞ 【前回】強面(こわもて)の課長の変身＜１＞ 「私には難しい……と、言いますと……。(￣д￣) 何か特殊な事ですか？」 「使う道具が、ちょっと課長にそぐわないかもしれません」 「……そうですか……。(￣д￣) 県庁一筋の真面目人間ですからねぇー。一般的ではないかも」  「課長、真面目であることは欠点でしょうか？ 私は、むしろ美徳だと思いますよ。(^。^)」 「……あのねー、下田さん。ホントに貴方、話しやすいな――。 私ね、この強面の顔を、ある意味利用していたんですよ……」 「利用……？……ですか？(゜_゜)」 「元々学生時代は、落研にも居た……そんなタイプなんですよ。 就職した当時ね、上司からの指示に同僚たちが、 揃いも揃ってみんなビビっちゃってね。(⌒д￣)」 「ほうー、そんなに難しい職場だったんですか？」 「いえいえ、なんの。そんな事はありません。 私に言わせれば難しい事なんかありませんでしたよ。 ただ、皆は仕事を選びたかったんでしようね。 基本、私も皆と和気あいあいと話し合いながら仕事をしたいと 思うタイプだったんですが……、もう面倒くさくてね……」  「仕事全部、率先して受けて黙々と捌きましたか……？(^。^)」 「ふふふっ……、下田さんどうして分かるんですか？ まったく、その通りですよ。(￣д￣) 私が黙って真剣に仕事をすると、周りが敬遠する雰囲気を 持っていたんですね……私は。 不幸にもね。はははっ……(￣д⌒)」 「強面を活用されましたか……。(^-^) それで集中力を高められたんでしょう。上司にとっては、 嬉しい存在ですよね。 根は優しくて、楽しく、ユーモアの分かる方なんですが、 余計な付き合いを省略してまっしぐらに走るのに、 強面は都合よかったんでしょう」 「それはもの凄い勢いで出世しましたよ。 考えてみれば、私の所属していた部署の仕事なんて、 真剣に取り組めば、難しいものなんてありませんでしたね。 要員は、３分の１でも処理できるんじゃないかと感じました」  「それは凄いですね――！！ (゜_゜) でも剛田課長だから出来たんだと思いますよ。 所が、出世されて大きな仕事と責任がのしかかって来て、 今までの様な個人戦が難しくなったということですか……」 「うん、難しくなったというよりも、不適切になりましたね。 組織で仕事をしなければならない立場になりましたからね。 後輩だって育てなければなりません。(￣д￣)」 「……で、本来のご自分に戻りたい……と。 そういうことですね。 今まで課長がわざと見せなかったというより、 仕事の厳しさゆえに、人に見せる事ができなかった 『隙』や『ユーモアのセンス』や『優しさ』を周りに 理解して貰って、皆との交流による仕事の進め方をしたいと」 「……！！ 下田さん、貴方が超大企業のご出身と言うことは、 知っていましたが、今日、自ら確信しましたよ。 ホントに、全ての事を素早く理解される………素晴らしい」  「とても無理な話かもしれませんが聞くだけ聞いて下さい……。 漫画雑誌で『ビッグコミック』というのがあるんですよ……」 「…………！！(~д￣)」 「やっぱりマンガの話はダメですね。(^_^;) 厳格な公務員の方に……スミマセン。他の手を考えましょう」 ＜続く＞ 人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 にほんブログ村 ========================================================= ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路（ビジネス編上巻・中巻・下巻）』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路（ビジネス編上巻・中・下巻）』  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
|
|
