カテゴリ:ほのぼの とした 話
◆
人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 【改訂】JRで遭遇した心動く景色<20> ー 半世紀超の列車通勤の思い出 ー ……忘れ物の話(危機一髪)…… はっと目を覚ました。 列車は博多駅に止まっている。 小倉から乗った……新幹線。 周りに人が居るので、 到着した直後に目を覚ましたと……判断……気分はゆっくりだ。 …………ところが……!!! 「次は南福岡です」……のアナウンスに「ええっ!」っと、 大慌てで脱いでいたスーツと鞄を持ってドアに駆け足……。 「終点じゃないんだ……なんだこれ(-"-)」複雑な心境……。 「……そうか、博多が終点の便と、 南福岡まで行く便があったっけ……(-_-)」 ……ということは、小倉方面から乗って来た人がみんな降りて、 南福岡に行く人が乗ってくるまで……眠っていたことになる。 「危ない、危ない……」今日は、客先に、かなりギリギリの時間 で向かっている……。 改札を出て……スーツを着て……「……ん?……軽い……」 スーツが心なしか……軽いのだ……。 慌てて、内ポケットを探ったが……やっぱり、携帯電話がない。 「しまった……」 確か、電話を手に持ったまま眠ったような……そんな気がする ……体中に電気が走った……。 「大変だ!」 大急ぎで、改札の職員にその旨を伝える。 「南福岡に着いてからの調査になりますが……」 「うわーーー、これは客先、大幅に遅れる……」 それよりも、無事に手元に戻ってくる保証もない……。 「もう発車しましたか?」すがるような気持ちで聞いてみた。 「あっ、まだ停車しています。走って下さい……」と職員。 入場券を貰って、久方ぶりの全力疾走だ。 エスカレーターも、駆け上がって……、 止まっている車内に飛び込んだ。 仮に動いても……電話が見つかる方が良いとの……思い。 座っていた座席……。 誰も座っていない。 ……しかし……無い。 携帯電話が無い。 焦りが全身を駆け巡る……。 次の瞬間……、 「あった!」 中央のひじ掛けの下に隠れていた。 握って、踵を返して車内を全力疾走。 「ドアが閉まります」 アナウンスを背に……下車。……後ろで、ドアが……バターン。 危機一髪……「良かったーー」 汗が、どっと噴き出てくる。顔もびっしょりだ……。 「あーーあ、……でも、良かった」 改札口で、職員に丁寧に礼を言って……客先に急ぐ。 10分程遅れたが、事情を話したら「……年だね……」と 冷やかしながら、快く許していただいた。 「ほっ (^。^)」 真夏の……真昼の……悪夢一歩前……でした。(;一_一) <完> 人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 にほんブログ村 ========================================================= ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ほのぼの とした 話] カテゴリの最新記事
|
|