カテゴリ:実践ビジネス力
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人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 視点・焦点(正しい答えより・・実行できる答え[4]) <Renewal UP> <前回>視点・焦点(正しい答えより・・実行できる答え[3] 唐知「そう、人災です……。 適当に振舞って……課題を見て見ぬ振りをする人等は、 もちろん論外ですがね。 『テーマの曖昧さ』にこそメスを入れるべき局面で、 その『曖昧な舞台』が大好きで『抽象』という名の 扇をかざして、やたら華麗に踊りたがるクセの人が いませんか……? そういう人には十分に気をつけなくてはいけませんよ」 大多「『華やぎ流』の踊りですか。ははははっ……。(^。^) 今言われたように、解決策を実施に移すプロセスが、 全然見えない答えを、いつも出してきて、 平然としている連中は確かに存在しますよ。 大体において、心構えとか方向性とか、あるべき論が、 とうとうと謳ってありましてね、 俺は素晴らしい答えを出したんだから、 後は実行できない連中が頭が悪い……なんていう顔を してますよ。 逃げ回っている人よりは少しはましなんでしょうが……」 備前「うーん……しかしですね……大多先輩! 我々のような技術系の仕事の職場では、 今言われている様な責任の曖昧さは、 ほとんど見受けないですよ」 大多「……」 備前「仕事の性格上の違いなのかなぁ……。 まぁ、管理系の仕事の分野にそういう人が多い様に 感じます…………」 大多「うーん。そうかなぁ………………。 うーん…………、まぁ、確かにその感はあるかな。 しかし唐知さん、彼らが抽象的な解決策を模索するという やり方は間違いなんですかね?」 唐知「いえ、全部が全部、そうとは言い切れない面もあります。 例えば、参謀本部的な部門ですね。 一般的には戦略企画部門とでも言いますかね。 そういった部門でのビジョン形成のプロセスだとか……、 構想計画を立てるプロセスなんかでは、 十分に存在するアプローチ方法ですから、 あながち間違った行動とは言えません」 大多「フム……計画業務向きの手法なのかな……」 唐知「……ただ、企業のラインの第一線の部門であれば、 ちょっと困りますねぇ。 きっと、良い結果に結びつかず、 問題は解決しないんじゃないですかね。 当然、良い評価もされないでしょう……」 大多「只、そういう連中を見ていると、 仕事の進め方うんぬんの問題というよりは、 何かこう本人達の性格というか、 長年の考え方の癖の様な……そんな気がしますがネェ。 それも、かなり頑固な…………」 唐知「うーん……。 先程から何度も話しておりますように、 これは問題提起の仕方にも、おおいに原因がある訳です。 提起する方の罪と……、このままでは抽象的で駄目だと 見破れない罪とでも言いますかね……。 しかし、一方でですよ。一方で個々人の問題解決への、 取り組み方という面から見ると、多くの場合、彼らは 実業の世界を生き物として動態的に捉えていない、 むしろ統計手法をベースにした静態的分析論を好む きらいがありますね……」 備前「しかし唐知さん……、 それは、どちらも大切なんじゃないですかね……」 唐知「…………」 備前「……話が少しずれてません……? 流れや動きを読んでから答えを出すにしても……、 ある時点とかあるエリヤとかに絞って、分析するにしても ……大切なのは、対応策の具体性とおっしゃりたいんじゃ ないんですか……?」 唐知「その通りです…………。(^。^) 大多さん、あなたは、なかなか油断ならない後輩を お持ちですね……。 今、備前さんが言われた具体性という言葉をですね……、 もう少し、唐知流に噛み砕くとしたら、 再三言ってますように『素早く実行に移せる策』と いう事でしょうね」 備前「……(^-^)」 唐知「社内にしても、市中にせよ、現場は刻々動いて いますよね。そして、その動きの一番底のベースの ところで人の持つ意志の力が大きな力を振るっています」 大多「……意志の……チカラ……デスカ?」 唐知「そう……。 俗に言う『5W2H』ってありますよね。 『Who』『Where』『What』『When』『Why』 『How』『Heart』なんですが…………」 備前「ええっ!!『Heart』……? 『How much』じゃないんですか?」 唐知「ふふふふっ……、唐知流です(^-^) この『Who』と『Heart』なんて、 結果の良し悪しに対して、実に大きな影響力を 発揮しますよね。 つまり、『誰が』やるのかという事、 どんな『決意』でやるのかという事、 これらは問題を解決するのに極めて大きな 要件となります」 大多「!!……なるほど」 唐知「例えば、営業や研究開発といった分野の課題では、 特に誰にやらせるかがポイントになる事が多いですね。 適正な人材を選び出す事が勝負になりますね。 こういった、数字やデータに出てきにくい要素を、 よく折り込んで考えなければならないケースも、 多いんですよね……」 大多「確かに評論家的なタイプの人達は、 その辺が弱いという面はありますが、 例外もありますよ…………」 唐知「例外は当然です……。ただ言える事は、 企業の第一線の運営に関する問題解決というのは 『実行可能な道順を提示する』という事であって、 論理的に正しい答えを並べ立てても遠回りにしかならん、 ……という事を教えてやらなければいけませんね。 そしてその道順は、誰でもない自らが 設計すべきものだという事もですね……。 ……設計ですよ。 設計です。……描くのとは違います」 大多「うーん……。 唐知さんが言いたい趣旨は、分かるような気がします」 <次論に続く> 人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 にほんブログ村 ========================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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