カテゴリ:実践ビジネス力
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人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 職場の管理者と部下との心地良い連携とは?[2] <Renewal> 「まずですね……。 若手が自らの力で仕事を完結させる力が備わりません。 結果的には自信を失うことにもなりかねないんです。 次に、当然と言えば当然のことですが、 若手の依存心が高まり、 上司や管理職の指示を待つ様になってしまいます」 「フム……」 「その上に、自分が失敗したときは、 責任を上司や管理職に押しつけようとする動きに、 なりがちなんです……」 「そんなもんかねぇ…………うーーん(-_-)」 「それだけではありませんよ……。 仮に上司や管理職がですね、 若手の意に反するような指示を与えたりしますと、 若手は反抗し、上司や管理職に逆らい、 両者の間に緊張が生まれる可能性が大きくなります」 「反抗……? 企業の中ではそんなことは、 抑えればいいだけのことだろう?」 「あれっ? ちょっと待って下さい。 最初は助けてやろう、若手を育てようとして、 手を出されたんじゃなかったんですか……ね。 ふふふっ……(^。^)」 「へへへへっ……。……まあね……(^_^;) 君の話を聞いてると、 家庭の中での親子の関係にも、通じる感もするなぁ……」 「……なるほど……。年長者が若手を育てるという意味では、 よく似たテーマかもしれませんね。(^-^)」 「……だな……」 「本来、若手の責任の仕事であり、本当は若手ができるのに、 好意やお節介で、上司や管理職が肩代わりすると、 だんだん、絶えず指示をしなければならなくなって、 上司や管理職は、とてつもなく忙しくなってしまいます」 「うーーん、ややこしいなぁ……。 それじゃー私はどのようにすれば良かったのかなぁ……。 ……というか、今後同じような課題に対して、 どんな風に対応すればいいんだろうか……(_ _;)」 「『共同の課題』という考え方をお話ししようと思います」 「共同の課題……?」 「今回の事例でですね。 『誰の課題か』ということを考えるとき、 基本的には『相手(若手)』か『自分(上司や管理職)』 かになりますね。 アドラー心理学では両者間の『共同の課題』 という考え方を提唱しているんです……」 「アドラー心理学……?なにそれ? (゜.゜)」 「それについては次回、ゆっくり説明させて頂きます。 今日は、ひとつの考え方として受け止めて頂けますか……」 「うん、分かった……まずは考えを聞いてみよう」 「『共同の課題』はどんな場合に成立するかを、 例に沿ってお話ししましょう。 先ず最初は、本来は『若手の課題』であるものが、 『共同の課題』になる場合ですが…………」 「…………フムフム……」 「ひとつは、若手が上司や管理職に自分の課題について 相談したり、依頼したりしてきた場合です……」 「……なるほど。向こうから接触してきたときだな……。 あくまでも向こう独自の判断によって……だな」 「はい、そうです。 たとえば、若手が『誰に根回ししたらいいのか』 分からなくて悩んでいたとします。 しかしながらこれは若手の課題であって、 原則、上司や管理職が口を出すことではありません」 「フムフム……なるほど……そうだな」 「しかし、しかしですよ。 もし若手が『○○さんに根回ししようと思うんですけど、 間違ってないでしょうか?』とか、 『誰に根回ししたらいいのか教えていただけますか?』と 相談してきた場合には、 『共同の課題』として相談に乗ることができるわけです」 「そうそうそうだよ。(^^♪ なんかさー、さっきから難しく言っているけど、 それって当たり前の事じゃないか……」 「……かもしれません。 でももう少し、聞いて頂けますか?」 「うん、分かった…………それで?」 「この場合ですね。 例え、共同の課題になったからといって、 どこまでも若手の課題に口出しをしていいということでは ないんです。……ここが、気をつけるべきところなんです」 「…………?(゜-゜ )」 「若手が持ち掛けてきた相談の範囲内でのみ援助することが できるだけなんです。それを越えてはいけません」 「うん……理屈はそうだろうな。……しかし……しかしだな」 「まあ、もう少し聞いて頂けますか。 例えば『○○さんに根回ししようと思うんですけど、 間違ってないでしょうか?』と言ってきた若手に対して、 上司や管理職が間違っていないと思えば「いいと思うよ」と 答えればいいだけで、『いいと思うよ。あの人は否定的なこと ばかり言うので、わたしとロールプレイしてみようか』と 相談されたこと以上のことを言ったりしてはいけないと いうことなんです」 「フムフム……、そういう事が言いたいのか……。しかし、 こっちから事前に口を利いてやったりしがちだなぁ……」 「……ですよね。 でも、本当に育てようと思ったら、 相談されたこと以上の事をしない方が良いのです」 「うん、そうかもしれんなぁ……なるほど」 「……では、別のケースをあげましょう。 若手が行った行為の結果で、その上司や管理職が 具体的な迷惑をこうむる場合がありますね。 直属の関係であれば、こういうことはよくあることです」 「まあ、それは当然のことだな。上の責任者なんだから……」 「一方で、直属の関係でない若手から、 具体的な迷惑をこうむるというのは……ちょっと、 考えにくいですか……」 「うーん……、ちょっと思いつかんなぁ……」 「例えばですね…………。 よその部門の一人の若手が、顧客の情報をこちらの部署に 知らせなかったというようなことがあったとします。 そのためにこちらの部署がプレゼンテーションに失敗したと いうことになれば、直属の関係でない若手から具体的に 迷惑をこうむった事になりますね……」 「あっ、なるほど。 ……うんうん、確かに…………」 <続く> 人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 にほんブログ村 ========================================================= ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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