カテゴリ:『信じる』とは何か?
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人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 『信じる』 とは?どういうことか [8・完] <Renewal Up> 「仕事も大変だったらしいな………。 弁護士家業はピークもあるんだろう…………」 「ウン、娘の運動会とか……行ってもらったこともある……」 「えっ……!(゜_゜ ) ダンナも一緒にか……?」 「もちろん…………」 「いくら何でも、そりゃーヤバイのと違うか? ……油断大敵っていうぜ……」 「結局、馬鹿をみたのは、私よね………」 「何とかならんのか……? ……ああ、……再婚しちゃったか……。 ……ダメか……あ~~あ」 「結局……何にもなくて……。 私の一人相撲だから、喜劇よね」 「ふぅ……角井田さんの気持に早く気付くべきだったなぁ……」 「今はもう、さっぱりして彼とも時々会うけどね。 娘と……」 「そうか!……俺なんかの感覚からすりゃー、翔んでるよ」 「なんといっても……娘の父親だからね」 「子供に罪はないからな。 気をつけてやれよ……被害者だ」 「俊さん………」 「うん?」 「人を信じるって………どういうことかねぇ…………」 「日々の生活の積み重ねもなぁー、バカにはできないぞ……」 「そうかなぁ、………先天的な性格のような気がするのよ」 「……疑い深い、性格ってか……?」 「……というか、他人の言葉に振り回されるっていうか……」 「時間の積み重ねも、理解が深まるし……信じる力が増す」 「…………かなぁ……?」 「もしかして、能力かもな…?…………信じきる能力……」 「能力ね……念力みたいな気もする。……彼女見てて……」 「信ずる者って書いて、儲けるって読むんだ」 「………ホント!……信ずるって、奥が深いね。あ~~あ」 「考えてみりゃー……、日本国民も今、 この事を真に問われているのかもしれん………………」 「日本国民!!!! 何!!……急に……」 「おいおい、そんな素っ頓狂な声を出すなよ。 お前らしくもない……」 「だって、俊さんが突然変な事言い出すから……」 「変な事じゃないよ。……大事な事さ。憲法九条だ……」 「……九条……?」 「ああ、あの精神は、日本国憲法前文に書いてある」 「それは、知ってるわよ。 『……日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を 支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、 平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、 われらの安全と生存を保持しようと決意した……』 でしょっ……」 「うん、さすが法律屋だ。この精神は本当に崇高な理想なんだ」 「……」 「われわれは真にそれに値する精神を持って、 その上で九条論議をしているのかな……」 「どういうこと……?」 「心底から『平和を愛する諸国民の公正と信義』に 『信頼』しているか……ということよ」 「はっきり言って……してないよ。 信頼なんか……。 だって、ある国が日本を攻撃するかもしれない可能性を 考えながらの……論議じゃない……」 「本当に心の底から相手を信頼していれば、相手は決して、 こちらを攻めることなどあり得ない……という確信は あるのかな……?」 「……無いって……!! (`´) バカじゃない!」 「それじゃー、九条の云う精神は担保されていない、つまり、 国としては、偽りだということになるじゃないか……?」 「そんなこともあって、 改正しようって言ってる面もあるでしょう……?」 「世界の現実の情勢が、理想論では危険という事か……?」 「そうじゃないのかなぁ……」 「じゃー聞くが、九条を守るって言ってる人達は、どうなんだ? 真に、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼する力を 有しているのか……?」 「どうでしょうね……。 組の事務所を街から追い出す運動をしている人達も、 混じっているしね……」 「身近で、自分の安全と生存を脅かすものに対しては、 誰しも敏感だよな……」 「誰だって……そうでしょう」 「じゃーお前、日本国民の大半は、 真に諸外国を信頼することのできるレベルでは無いという事 じゃないか……」 「諸外国というか……、国際社会のレベルが、 そこまで来ていないんだから仕方ないじゃない……」 「お前さっきから一体何を話してきたんだ……。 真に『信ずる』というのは、相手の問題じゃない……。 こっちの『力』の問題だ……。 信じる力の……」 「あっ、そうか………。……そうだね。 信じるって……難しいね……」 「『信じていたのに裏切られた』……ていうのはおかしいんだ」 「せいぜい『こちらが想定した通りに相手がしなかった』 程度のレベルであって、 信じてなんかいなかったって事だね……」 「『想定していたようにならないで戸惑ってるけど、 あの人の事だから、きっと何かあるに違いない』 と考えるのが……信じているというレベルだろう……」 「信じる……って、軽々しく使えないね……」 「うーん……俺も……再認識したよ……」 「もっと崇高にならなきゃね……私達が……」 「うん崇高に……な。 よし、頑張ろう……。ははははっ……。 光チャン、時々は話しに来いよ…………な」 「ウン……話してみて、少し、すーとしたよ。アリガト……。 やっぱ……幼馴染って……良いわ……(^。^)」 「よし、……じゃーな。 そろそろお開きにするか。ははははっ……。 ……今日……時間あるんだろう?」 「えっ?」 「この後よ……。焼き鳥……行くぞ……」 「へへへっ……、そのつもりで、寄ったの……」 「よし、分かった。少し、時間潰していてくれ。 片づけてくるからな……」 「りょうかい、了解! ここで待ってる……。 電話も幾つかしなきゃならないし……」 「それじゃ、………あとで……(^。^)」 <完> 【長きご愛読ありがとうございました(^。^)】 人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 にほんブログ村 ========================================================= ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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