カテゴリ:先輩・後輩が居酒屋で……
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 居酒屋放談<17>己の信念と …… 会社人事 [下] <Renewal> 【前回】居酒屋放談<16>己の信念と …… 会社人事 [上] 志時「あのな……考えてもみろよ。……例えばだ。 法治国家でだよ、 法律そのものに疑念を抱くみたいなもんだろう? それじゃ……、とてもやってられないよな……。 自分で変えられりゃ良いけどよ、 ……変えられないとなりゃー……、国を出るか、 それとも……反逆するかだろう………。 俺みたいに気の短い奴は……特にな……」 シゲ「…………うーーーーん……(;一_一)」 ゆり「ひゃ~~……(>_<)」 志時「だから逆に会社の人事措置に関しては、 人一倍シビアにチェックしていたがな……。 自分なりに情報を取ってはあれこれと調べて……な。 まっ、巨大な組織だったから、 一部分かもしれないが……」 ゆり「話は分かりますけどぉー。それでもですよ……。 明らかにおかしな人事だってあったでしょうに。。。。 …………ふぅぅ……(-_- )」 志時「ウン、あったよ……。 その時点でそう思うものは確かにあったな……。 おかしいんじゃないかっていう人事……な。 しかしな……しかし……なんだ、これが……。 少し後になってみると、なるほどと思う事ばかりだった。 たいしたもんだったよ当時の会社の人事部門は……。 まっ、優秀な人達が集まっていたがな……」 ゆり「それはねセンパイ……、先輩自身が諦めて……、 良い方に良い方に解釈してたんじゃな~い……?」 志時「……!!!」 シゲ「うーん、しかし………それも、ひとつの生き方だ。 所詮……、自分で自分の事を決められない世界だから。 全部、向こう側が決める訳だ…………」 志時「ひとごと――ひと事――人事だ。 ははははっ……」 ゆり「自分の思う通りにしたかったら、 自分で会社経営するしかないってこと………?」 志時「そうだな。しかしそれだって限界があるぞ。 企業は社会的な存在だからな。 何もかも自分の思う通りに決めると言う訳にはいかない」 ゆり「そっか……だから、だからぁ先輩、 ……諦めて……、ついて行ったんだ」 志時「諦め……? おいおい、まさか……(^_^;)」 ゆり「先輩…………! 観念して白状したら…………?」 志時「ふふふっ、ゆり、諦めたっていうのは当たっていないよ。 自分の生き方や考え方と、折り合いをつけたって いう感じかな? ……7勝3敗か6勝4敗辺りでな……」 ゆり「あっ、それって……詭弁、屁理屈、言い訳、妥協……、 えーと、あと何だっけ……結局、アキラメじゃん…」 シゲ「こらっ!!<`ヘ´> ゆり!……………もう」 志時「はははっ……まいるよなぁ……ゆりには……。 いつもながら……。(^_^;) ははははっ……(*^。^*) ……なあゆりチャンよ。 むしろ、自分より遥かに大局感があって、 視点の異なる判断をする人達を、 沢山見つけたっていう感覚に近いんだ……。 俺はその時、成長したのかもしれん……」 ゆり「わぁー!チョー前向きーーー。 コワーイ……(>。<)」 志時「人事を担当している部門だってさ……、 最終決定する為の材料とか、情報の大部分は現場から 貰ってるわけだ。なっ……。 俺の周辺に居て、俺の事を良く見ている管理者から、 人事部門に対して提案や情報提供があるわけよ……な」 シゲ「でも……そんな風に冷静にみれるってどうしてかなぁ。 30才ちょっと過ぎた位の時でしょう?」 志時「ああ、33才位だったかな……大体そんなもんだろう」 ゆり「えっ?若い!そんな年?…それで古参社員ですか?」 志時「ああ、担当者としては……な。古参だな。 ……二歳上の人が管理職だったかな……」 ゆり「………33才?………………コワイ!」 志時「おいおい……化け物じゃないぞ。 ……明治維新の立役者達と比べてみろよ。 彼らは、ほとんどが20代だった……」 シゲ「おかれた環境で人の色や形は変わるって事ですかね。 うーん……ウーン……」 ゆり「シゲさん、何悩んでるの?……?」 シゲ「お前は良いよな……能天気で……。羨ましいよ。(´o`) 先輩、会社の人事って、 色々な立場の人達の意見や判断の集約みたいなところが ありますよね。……志時さんが理解された意味……、 分かるような気がします………」 ゆり「そっかなあ? 人事ってさ、好き嫌いや、えこひいきが、 一杯入ってる様に思うけど……。 それと、上の人の我がまま満載トラック……( ̄~ ̄)」 志時「うん、ちょっと見には、そんな風にしか見えない時代も あることはあったけどな……」 シゲ「……それにしても先輩、私の感覚だとその職場はすごく 古典的な職場ですよ。 前近代的っていうか……」 志時「そうか?……ウーン、でも人は育つ職場だった。 少数だが本物がな……」 ゆり「落ちこぼれてさぁ、挫折するって人もいたんじゃー?」 志時「フム、確かにいた。………数人な……」 ゆり「やっぱり……少数でも居た訳だ……。可愛そうに……」 志時「しかし、浮きこぼれは……皆無だったぞ」 ゆり「えっ!?………? 浮きこぼれ?」 志時「ああ、落ちこぼれの逆だよ……。 企業にとって重要な人材なんだが、 変な民主主義的な平等感覚の犠牲になって、 なかなか上に上がれない社員のことだ」 シゲ「………『変な平等感覚』って云いますと?」 ゆり「またぁー……、先輩達ィ! 職場のどこに平等があるって言うんですかぁ? ………もう <`ヘ´>」 志時「当時は、一般的には、真の抜擢人事なんて、 希なことだったからな。 みんなに説明がつくような人事しかしようとしない 傾向が強かったな。 そんな事がまかり通っていた…………。 一般的な職場はな……」 シゲ「……管理職の勇気と決断の問題ですか?」 志時「本物の責任感の問題だろう……。 過去に世の中や会社を革新的な発展に導いたものの ほとんどは、その時点ではみんなが納得しなかったもの ばっかりじゃないか……。 物理学の世界でも、医学の世界でも、 文化芸能の世界でも、政治の世界でも言える………。 ――そういう意味でみると、俺が居た職場は、 ……まぁなかなかの職場だったよ」 ゆり「………………」 <続く>……己の信念と …… 会社人事【完】 人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 にほんブログ村 ========================================================= ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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