*** 　爽やかな風の中で 　***　　　

３月に入ってからは急に忙しくなり、
一日何件ものメールを返信したりで昨日は頭痛がひどかった・・・
来週には卒園式だから体調を整えたいです（*^_^*）


父は人の頭部にある大切な機能をどんどん奪われていっています。
昨日はとうとう耳がほとんど聞こえない状態になり、
私はメモ帳に書いたものを見せる「筆談」で会話しました。

「補聴器の相談してみようか？」と書くと、うんうんと頷いていました。

テレビやラジオ。音楽。父のわずかな楽しみさえ失われてしまう。

目は片眼がふさがっているため、もう片方で見ていますが、
それもあまりよく見えていないようです。

口も副作用のしびれと麻痺でうまく閉じられないため、
飲み物さえ普通に飲めません。
私は一度自分で口を閉じないで食べたり飲んだりを試してみましたが、
全く食事はとれませんでした。飲み物も下にたれてしまいます。

そして鼻はもちろんガンの原発の部位ですから状態は悪い。


こんな苦しみあるのかな・・・


「お父さんが何をしたというの・・・」母もつらい。
私も昨日の夜は父の事が頭から離れず、涙がとまりませんでした。


　　　


抗癌剤を辞めれば２週間も経たずに腫瘍があばれだす。
こんなにつらい副作用があるのがわかっていても、
辞めることが出来ない抗癌剤。


昨日、主治医から
「寛解（腫瘍が見えなくなること）はもう無理でしょう」
と告げられました。
ということは望みのひとつだった「ミニ移植」はもうできません。
そして今度は「白血病」に使用する抗癌剤を使用してみるとのこと。
その薬はアレルギーがでたり、すい臓に負担がかかる副作用があるらしい。

つらい現実を受け止めていくしかありません。
これからの治療の難しさに主治医も頭を悩ませているのです。
私たちも父のリンパ腫はめずらしい型のものであること、
それに対する治療の確立がまだで、いまだ発展途上にあること。
各国で研究をすすめている段階であることはよく知っています。
医療は日々変化し前進しているんです。

　　　　　


今日は母と福祉医療センターへ行ってこようと思います。
食事を少しでも楽にできるものが無いのか見てきます。
補聴器は耳鼻科を受診して調整してもらうようです。