*** 　爽やかな風の中で 　***　　　

昨日、父を久し振りに入浴させるために

母と一緒に朝から病院へ向いました

久し振りに入浴できて体はポカポカと温かくなったようです

本当なら抗がん剤をいれる日だったのですが

入れるたびに体に発疹がでてしまうために

休み休みの治療にしているようです

体のやり場がない・・・・・

父は母にそう言っていたそうです

なんともいえない気持ちになりました

痛いでも痒いでもだるいでもなく

自分ではもうどう向き合っていいかわからなくなるような

父の心の叫びのように聞こえました

一日のほとんどを寝てすごしている

以前より母はやることが増えて大変ですが

毎日必ず病院へ通い父の所にいます

かあさんに何もしてやれんな・・・・・

母にポツリと言った父

「今までしてもらってばかりだったから恩返しよ。」

母は父にそう言いました

少しづつ移植にむけてすすめているようで

近々私たちや姉夫婦も揃って

主治医から移植についての説明を受ける予定です

聞きたいことは山のようにあります

それは不安がそれだけあるということになります

大切な父にとって移植が大きなハードルになっているということ

厳しい状況はまだつづいている