テーマ:☆動物愛護☆(3966)
カテゴリ:すみれの母の思い
父母が、一緒にインターネットの動画配信を見た。
見に行ったサイトは衆議院TV。初めて見る。 去る3日(金)の衆議院環境委員会の議題が「動物愛護・管理法改正法案起草の件」 だったことを、Blogいいほうにで知り、二人で衆議院TVを見に行った。 (国会のオンデマンド配信を知ったのも、同Blogの記事より。この場を借りて Blogいいほうにのmotherearth0757さんに御礼申し上げたい) 同日の環境委員会は、ビデオライブラリからすぐに見つかった。 「収録時間 06分」とある。 このわずかな時間に、何が話し合われたのか…まずは再生してみる。 最初に思ったのは、「音声がうまく受信できていない?」だった。 動画は映るが、音声が聞こえない。 音量を上げてしばらく再生を続けて、やっと、まだ審議が始まっていないとわかった。 委員各位のざわめきが、かすかに聞こえる。この間、約2分。 やっと、委員長が開会を告げた。 「動物の愛護及び管理に関する法律」の一部改正の骨子が、五点にまとめて読み上げられる。 父母の思いとしては、本当は、五点といわず、もっと改正して欲しい部分がある。 愛護団体や、ネット上で法改正の請願活動をしていた皆さんが提出した改正案は もっと多岐にわたっていたはずだ。 これから、どなたか委員さんがそれを持ち出してくれるのか? でも「6分」という配信時間から考えると、今回は起草案の配布と説明だけで、 これを委員各位が持ち帰って、日を改めて会議になるのだろうか? そう思いながら聞いていたところで、委員長が告げた。 「本起草案を委員会の成案と決定し、これを委員会提出法律案と決するに賛成の諸君の起立を求めます。」 …嘘でしょう!? まだ、何の話し合いもしてないじゃない!? 驚く母が見ているモニタ上に、続々と立ち上がる委員各位の姿。 なぜか、笑い声も聞こえた。何がおかしかったのかは、まったく理解できない。 「起立総員。よって、そのように決しました。」 この後は、法律案の提出手続きを委員長に一任することが決められ、次回委員会の 日程が告げられ…それで終わりだった。 「散会」の文字が、モニタに映る。約1分、この表示が続いた。 正味3分の会議。 絶句する母に、「こんなもんだよ」と半ばあきれた口調で言う父。 私すみれ(馬)や、弟妹たち(猫)には、当然、法改正のための力はない。 しかし、私たち、人間社会の中で生きるどうぶつは、人間の定めた法の下で生きる。 文字どおり、「生かすも殺すも」人間の手中にある。 どのような飼育環境で生きるかも、どのような苦しみ方で殺されるかも…。 まず知ることから始めようと、母は思った。 この法案の行方を追うことから。 以下に、国会会議録検索ページ より、同日の環境委員会の議事録のURLを紹介する。 http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/162/0017/16206030017013a.html 前述の「笑い声」など微妙なニュアンスは読み取れないが、発言内容は全て収められている。 最後に、ひとつ。 動画配信を見ると、採決の際、お一人の委員が着席したままに見えた。 この方は、たまたま起立が遅れて、カメラが立ち姿を映さなかっただけだろうか? それとも、起草案に対して何か思うところがあって、起立されなかったのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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