11月までのハウスのなかは、昼間はとっても暑すぎる。
11月までのハウスのなかは、昼間はとっても暑すぎる。 太陽光が横から入り、植えた作物もまだ小さい[影ができない]ビニールハウスのなか。しかも入り口や換気口には、微細な害虫よけの極細防虫ネットがはってあるというビニールハウスのなか。そんな ハウスはいまがいちばん酷暑だとおもいます。ということで、ハウス栽培が盛んな南九州において、最低気温が15度を下回りはじめりはじめるまでの ハウス内の温度のおはなしですが、よろしかったら。 ↓ハウス栽培において、 害虫 の侵入に備えて できうるかぎりの侵入防止対策がとられています。たとえば、それは ● 虫の視覚を邪魔する 近紫外線カットビニール を利用 ● 虫の嫌がる 光反射マルチ を随所に設置する ● 虫を引き寄せるタイプの黄色い粘着板トラップを仕掛ける ● 0.4ミリ角という細かな目のネット をハウスにかぶせるということになります。 育苗ハウス内に吊られた黄色い害虫用の粘着トラッブの例。 これで微小な虫たちのもたらすウイルス病の予防対策に関してはある程度安心になるのですが、ここでどうしても別の問題が発生します。それは 暑さ。対策のかなめである0.4ミリ角という細かな目のネットの設置は、たしかに虫は通さない・・けれど、同時に 風も通しにくくするため に結果として、施設内の温度上昇を招きがちになるのです。 虫侵入対策が施された中で、本ハウスへの苗定植前作業の例のののの のののの このような快適とはいいがたい条件のなかで、生育していかねばならない作物たち、そして育苗作業をしていかねばならない農家の方々。両者のご苦労は並大抵のものではないと 実感することもたびたびですよ。そんな状況を実感するにつけ、「虫がもう少しでかかったら、被せる網の目も大きくていいはずなのになあ」と、思わずにはおられない私です。 ハウス内への侵入を防ごうとしている虫は タパココナジラミ。 この虫の媒介するウイルス病が、全国的に問題となっている 黄化葉巻き病となります。 大きな虫よりもむしろ小さすぎる虫に注意な話は こちら。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」