|
カテゴリ:いまの時期の定番記事。
蒸し蒸しする季節には “冷や汁”。
河の河童もうだるほどの蒸し暑さ時には体を冷やす効果がある野菜 を使った こんな料理はいかがでしょう。 冷や汁 / ひやじる です。 現在では、宮崎県などに残っている日本料理ですね。 かつては、その見た目から、お味噌汁をご飯にかけただのものだ と 誤解するむきも多かった冷や汁/ひやじるですが、じつはこれ日本 に古来から伝わる夏の伝統食でもあるんです。 『古くは鎌倉時代の「鎌倉管領家記録」にみられる/ウィキペディ ア』という、この「冷や汁」。味噌を調味料としたこの料理は僧侶 等によって日本各地に流布され、その後気候風土が適した地域のみ に残ったことが、現在ではわかっています。 そんな 冷や汁/ひやじるですが、夏場の健康食としては、じつに お薦めの一品です。 気になるレシピですが・・・ “はじめてだが、いっちょう食べてみるか”と思った方は、インス タントの冷や汁の素〔宮崎の県産ショップや通販などで入手でき ます〕がありますので、とりあえずは これを利用しましょう。 そして冷や汁に入れる具ですが・・これはけっこう自由なかんじ。 代表的な具としては薄くスライスしたキュウリ、そしてミョウガ ですが、これに加えてトウフを入れたり、ゴマを入れたり、シソ を入れたり、と、人それぞれのいろいろな冷や汁 が存在します。 これらの具をインスタントの冷や汁の素にいれたら、仕上げ。 これを冷蔵庫でキンキンに冷やす作業 が待ってます。さらに食べる直前にはこの冷やした冷や汁にさら に氷まで浮かべたりして/笑。 で、さらに不思議なのは、ここからなのですが・・・ この冷や汁を、わざわざ炊きたての麦入りご飯にかけて、いただ きます。そう、なぜか 炊きたて。しかし、これがうまい。 お茶碗のなかで熱いご飯とつめたーい汁が混在する不思議さ そうなんです、この温度差や微妙にかわりゆく温度変化を味わう のが、この冷や汁という料理のキモなのです。 その微妙感を味わうためにも、 ご飯によそう冷や汁の量をあえて少なく これが大事となりますね。・・まあ、かける回数が多くなりま すけれど。 かけては食べ、かけては食べ の、いわゆるわんこそば状態/笑にして食べる。 だって、いっぺんにかけては結局ぬるくなっちゃいますからね。 せっかくの冷や汁です。興味を覚えられた方は、ぜひお試しを。 いじょう、冷や汁のおいしさは、その味のもつ深みや、いろい ろな具のおいしさ加えて、さらには その びみょーな温度変化 にもあるというおはなしでした。 あっ、そして つけあわせには 干しダイコンの酢づけ です。 干しダイコンも宮崎の特産ということで、ぜひこちらもお試しあれ。 インスタントの冷汁の素が売りきれそうな蒸し暑さと なってきた宮崎県の沿海部。 冷たい料理を、ついつい熱く語ってしまいました/笑。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」 のの お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 28, 2023 09:49:56 AM
[いまの時期の定番記事。] カテゴリの最新記事
|