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カテゴリ:家庭園芸編
見かけなくなったはずだった侵入害虫。
前回にひきつづき難防除害虫であるキオビエダシャクの過去の回の 再録で2014年の回になります。次回の参考でよろしかったら。 ↓ 『見かけなくなった侵入害虫/2014年』 宮崎県で、樹齢250年にも及ぶという、なまえの知れ渡った貴重 なお寺のイヌマキや宮崎神宮の境内に植えられていた30本以上の イヌマキを枯らしたことで有名になった、南方からの侵入害虫であ る キオビエダシャク[前回はこちら]。 宮崎県内で2009年と2010年に大発生して生息域を広げ県内 各地に被害をひろげていたはずのこの大害虫の姿を 2014年の今年には見かけなくなった ことが、宮崎県の樹木の関係者やガーデナーの間で話題となってい ます。とにもかくにもこの虫の存在は脅威そのものでしたから、こ こ数年にわたって大切な樹木を守ろうとして奮闘させられた関係者 にとっては、これはうれしい大ニュースといえそうです。 こちら → 新聞記事にありますように、大発生していたキオビエダシャクを見 かけなくしたのはなんといっても低気温、そう2010年以降の冬 のもたらす最低温度が下がっていることでした。 さらに追い打ちをかけたのが降雨の回数・・・通常では旱魃といっ てよいほどに乾燥するはずの冬期の宮崎で、ここのところ降雨の回 数が増えているのも有利に働いたようですよ。 幸いにもいまのところキオビエダシャクの侵入のみられなかった地 区在である私、 マキ系の生垣を持っている身としては、上記ニュースにほっとした 次第です。 ということで今回は、防除の難しかった南方からの侵入害虫に対し ては、どんな防除法よりも気象要因が一番効いたというケースのお はなしでした。 そんなキオビエダシャクに関して言えば、宮崎県での初確認 は1955年ということですから、いまから50年以上も前 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」から 侵入しては死滅し・侵入しは死滅し・・という行動を 繰り返しているようです。 のの お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 16, 2023 05:56:17 PM
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