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カテゴリ:生き物が教えてくれる。
脱け殻なのかと思っていたら。
2017年の別ブログの回ですが、次回関連で再掲載です。 ↓ 地下に棲息し、樹の根の養分を吸いながら、成長していく セミの幼虫。やがて土中を這い出る時がきて、夕刻に地上 にでてきた幼虫は、足が踏ん張れる場所を探し、あくる朝 までには 背を割り皮を脱ぎ成虫となって飛び立っていき ます。 前日の好天に恵まれた早朝には、木々の枝や建物の柱、な かにはブロック塀などといった庭のそこかしこに、脱け殻 が たくさん見つけられます。 毎年毎年くり替えされる夏の風物詩といえる光景ですよね。 そして今朝。 めずらしく晴れ。ひと月ぶりといった表現も大げさとは思 われぬ梅雨の晴れ間。 ひさしぶりに温度が上がった晴天のもとで、水たまりに浮 かんでいたのであろう脱け殻をみつけました。 いつものごとく 昨日の突然の豪雨で流された空蝉/脱け殻だな と、なにげなく触ったところ、これは脱け殻ではなく幼虫 の遺骸/実蝉でしたよ。よくよくみれば背も割れてない。。 晴れの日の夕方でないと這い出してこないとか、いったん 這い出てきたら少々の雨や水でも動じることなく、これだ と判断した羽化場所に突き進み陣取る・・・とか、いわれ る幼虫ですが、さすがに50ミリ・いや ひょっとすると 80ミリを超えたかのような 突然の大雨には抗しきれず、 溺れてしまったものなのでしょう。 めったに見られぬ光景だけに、南九州の今年の梅雨のあり 様の異常さ[40日ほども降り続く]を改めて認識させら れました。 そして、溺れてしまった この個体。 しっかりと、なかなかはずれないくらいに しっかりと、 アスファルトの地面に 爪先をくい込ませておりました。 幼蝉のなほ飛びたたむ構えして などと思いつつ、魂というものがあるのであれば、魂は 飛び立っていったのかななどとおもいつつ、アリがこぬ うちにと、とりあえず埋葬したのですが、 這い出てきた地下に戻してよかったのかしらん。 その場所にいると見せかけて実はいないという 空蝉の術というのは有名ですが・・・その場所 にないと見せかけて実はいるという実蝉の術と いうのも、これもまたつかえそうですねっ/笑。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」 のの お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 6, 2023 10:49:19 AM
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