（前）...つづく

「へーっ　ゴルフ場ってこんなんなんや！」

皆　カッコだけは一人前だ！　まるで、プロゴルファーだ！
緊張感が増してきた。　カッコに恐れをなしたか？
負けず嫌いのピッカリボーイも、ゴルフとなってはどうしようもない、
球に当たるかどうかさえ、やってみなきゃーわからないありさまだ。　
”INスタート”とかなんとか言ってたが　？　なんぞや？
それさえ理解できず、１番ミドルホール（パー4）に4人で向かった。

ティショットの順番決めだ！　金属棒を引く（おみくじみたい）
ピッカリボーイの棒には一本の線が入っていた。
「ピッカリがオナーやな」？　またなんぞや　オナーって？

スタート　そこで　やっと理解出来た。　ハー先に打つんやな。

チャーシューメン　パシッ　。。。。。。。。。。。。当たった
飛距離190ヤード　ゴルフ始めて３日目にしては上出来でしょう。

結局どれくらいで回ったか　

４時間半くらいかな？　ちゃうちゃう　スコアーは、１０７でした。

誰にも教わらず、練習２回だけで　だせるスコアーじゃないと
一緒に回った友達に、おだてられ　天狗になり　それから
どつぼ　のゴルフ漬けが始まるのだ！

５年間毎日毎日練習場に行って、３００球打った後は近くの広場
でスイングの練習　まー　飽きもせずに続けたものだ。

本コースも結構行きました。　読売カントリークラブ　
宮崎のフェニックスカントリークラブ・トムワトソンゴルフクラブ
などなど、　ハンディキャップも１０を切ったころ　えらいな人間
と出会って、歯車が狂い始めた　得意先の教え魔　社長だ！

「ピッカリ君　今のスイングではシングルも長く続かないよ」

「片手のシングル目指すには、スイングを変えないとダメだ！」

「私はいろんな人を教え育てた。●●プロも昔は教えたもんだ！」

この言葉と得意先の社長と言うこともあって渋々話しを聞く

「かくがくしかしか　ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ...」永遠とつづく

こんな時期が３ヶ月つづいた。　社長さんは絶対知り合いとはコース
にでない人で有名　練習場でも打ったとこ見たことなかった

「このおっちゃん大丈夫かいな」不安が頭をよぎりはじめたころ
ふと気づく、　飛距離も落ち　アイアンなどかなり手前からダフり
得意だった　アプローチもガタガタになってしまい　頭の中がパニック
おまけに、アイアンイップスにかかり　ゴルフどころではない
そのころのスコアーが１２０前後なんでいかに悪くなったか分かるでしょう

イップスもひどくなり　とうとう　ゴルフが出来なくなりました。

ところで、社長さん　ハンディは２４と後で人から聞きました。

ええかげんにせーよ。　俺のハンディ返せ！　ふっ。