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ドクターイワタの認知症ブログ~東海エリア最高の治療実績~

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Jun 23, 2024
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​医原性認知症を排除しよう!​
医者にかかれば必ず良い薬を出してくれるとは限りません。下記のような治療を受けることで医原性認知症(医者の間違った投薬によって引き起こされる認知症)が引き起こされるのです。実際に当クリニック外来にはこのような患者が多数訪れます。食事指導をすることで内服薬を最小限にして、治癒力を導き出すのが医師の腕の見せどころなのです。心配な方はすぐに当クリニック認知症外来を御予約ください。​


​抗認知症薬ドネペジル5mgによる興奮作用や降圧剤(ディオバン80mg/アムロジピン2.5mg)過剰投与による脳血流低下が物とられ妄想を誘発した医原性認知症​

1年前から物忘れが見られたため、近医で認知機能低下に対してドネペジル3-5mgを開始されました。その際の改訂長谷川式:13/30でした。1年3か月後に当クリニックを受診されたときに改訂長谷川式:14.5/30と軽度改善しているのですから、一見治療は上手く行っていそうです。でも、結果的に家族が困ってしまってしまって、当クリニックを受診されたのです。時々、物とられ妄想があり、主介護者である長女さんが困ってしまったのです。デイサービス利用拒否のため同居する夫(要介護4)との生活が困難にもなって来ました。

医師は興奮性のある抗認知症薬を介護し難くする薬として認識すべきなのです。抗認知症薬ドネペジル5mgは抗認知症薬の中でも一番興奮性が強いため物とられ妄想を酷くしてしまうのです。抗認知症薬の興奮性はドネペジル5mg>レミニール16mg>リバスタッチパッチ9mgの順ですが、家族が物とられ妄想で困っている間は、興奮性薬剤である抗認知症薬は禁忌なのです。

医師は物とられ妄想は脳血流低下が原因であるということを知らなければなりません。物とられ妄想があるなら必ず頭部CTで脳血流低下の有無を確認する必要があります。頭部CTで境界領域梗塞、Binswanger型(深部白質)梗塞を認めた場合は収縮期血圧(sBP)を通常よりも10-20mmHg程度高く維持すべきであると考えなければなりません。しかも、年齢と共にsBPを高めに維持する必要があります。70歳以上、sBP130-150mmHgを目標血圧、80歳以上、sBP140-160mmHgを目標血圧とすべきなのです。70歳以上で脳血流低下があればsBP140-160mmHgを目標血圧、80歳以上で脳血流低下があればsBP150-170mmHgを目標血圧にすべきなのです。こんなに高いと脳出血が起こると心配する方もおられると思います。

ここでシトルリン含有赤ミミズの登場です。シトルリン含有赤ミミズは血圧降下作用および脳血流改善作用を併せ持つため、物とられ妄想には持ってこいの存在なのです。しかし、大事なことはシトルリン含有赤ミミズ開始後、7日間が一番血圧が下がると言うことです。従って、シトルリン含有赤ミミズ開始と同時に降圧剤減量を行う必要があります。シトルリン含有赤ミミズが血管内腔を広げ、降圧剤減量で相対的に脳血流上昇が見込めるのです。併せて腎機能改善までしてくれるのですから始めない理由はありません。



知り合いからの紹介である。既往歴:うさみ内科クリニック①ディオバン80mg②アムロジピン2.5mg③ルネスタ2mg。1年前、改訂長谷川式:13/30。なかねクリニック①ドネペジル3-5mg。物忘れ、物盗られ妄想、介護拒否、夜間不眠、小刻み歩行、歯車様固縮軽度を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮なし、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:5、ピックスコア:3、レビー小体型認知症(DLB)/脳血管性認知症(VD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:14.5/30、近時記憶2/6と中等度低下していた。BP154/81。物とられ妄想にドネペジル5mg中止、ディオバン80mg中止/アムロジン2.5mg継承、シトルリン含有赤ミミズ1Cap開始した。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mg/サアミオン10mgを開始した。認知機能低下にフェルラ酸50mg/ガーデンアンゼリカ10mg粒2錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。7日後、中核症状は改訂長谷川式:15.5/30(+1)、近時記憶3/6(+1)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。BP146/80。甲状腺正常。一般採血:Zn68以外異状なし。VitB1=26,VitB12=292,葉酸=7.3。ビタミンB12低下症にメコバラミン0.5mgを開始した。



ドクターイワタの認知症治療
​​​​~認知症専門外来:1500名 & 認知症専門往診:130名​~​​​

認知症新患予約は1ヶ月お待たせしておりましたが、 現在、新患初診は1週間以内に予約可能です。 希望日および希望時間 ①10:30am(-12:30pm) ②11:00am(-1:00pm) を選択して下さい。

​問診、 神経学的所見、改訂長谷川式 簡易知能スケール(HDS-R)、時計描画テスト(CDT)、発達障害スコア、老人性うつスケール、甲状腺機能(TSH, FT3, FT4)、ビタミンB欠乏症(ビタミンB1,ビタミンB12, 葉酸,)、ミネラル欠乏症(TIBC,フェリチン,亜鉛)に加え、頭部CT (GEマルチ) を施行します。同日から診断に則した治療を開始出来ます。

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Last updated  Jun 23, 2024 11:48:02 PM
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