マディ・ウォーターズ
良い感じ。日本でも、土の上で泥だらけになって遊んだら「泥んこ」になりますね。アメリカでは「泥水」(マディ・ウォーターズ)というあだ名がつくようです。それを芸名にしたマッキンリー・モーガンフィールド少年は元気なガキ大将だったのでしょう。彼はそのままシカゴ・ブルース界のガキ大将ならぬボスとして君臨しました。そして、原点ともいえるバンド・スタイルを造り上げたのはマディだし、黒人白人問わず多くの弟子を音楽的に育て上げ今日のロックの礎を築いたのもマディです。マディの音楽を一言で表現すると「震え~」だと思います。ヴォーカルもギターも震えています。その「震え~」をブルースだと感じます。これは、病み付きになります。ロックをやるに当たってブルースの洗礼は必須か否か・・。難しい問題ですね。でも、少なくともブルース、とりわけマディ・ウォーターズを聴いて(知って)おけば、ロックの楽しみ方のレベルがひとつ向上する事は確かだと思います。